戦線復帰の杉本健勇が先発へ!川崎とのゼロックス杯は「チャレンジャーの気持ちで挑む」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2018年02月09日

「問題なくやれているし、個人的には上がってきている」と手応え。

杉本のコンディションは良好。練習試合でもキレのある動きを見せていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 昨季、天皇杯を制して出場権を得たゼロックススーパーカップ。C大阪として初めて出場する一戦に向け、杉本健勇は強い意欲を示した。
 
「今シーズン最初の公式戦だし、しっかりと勝ちたい。休み(オフ)が短い中で日程はハードですけど、選手にとって試合が多いのは光栄なこと。すべての面において去年を上回らないといけないし、そうじゃないと結果は出ない」
 
 昨年12月21日、痛みの根源だった遊離軟骨を除去するために左足首を手術した。その影響で、出場の可能性を探っていた天皇杯の準決勝と決勝を欠場。2冠のために戦えないもどかしさは大きかったが、一方で強行出場して手術のタイミングが遅れていれば、このゼロックス杯には間に合わなかったかもしれない。
 
「手術してから(しばらく)の期間は休んでいたけど、年明けからは動いていた。(2月)10日の試合を見据えて練習をしてきたし、間に合って良かった」
 
 タイ1次キャンプでは全体練習への部分合流が長く続き、実戦機会は得られなかった。だが、1月27日から始まった宮崎2次キャンプではフルメニューをこなし、練習試合3試合にすべて出場。今季初実戦となった鹿屋体大戦では、清武のクロスから頭でゴールを奪った。身体の状態が100パーセントとはいえない中で、徐々に試合勘を戻し、4日の練習試合・大分戦を終えた後は「思っていたよりもできている。問題なくやれているし、個人的には上がってきている」と調整に手応えを感じていた。
 
 対する川崎には、昨年のルヴァンカップ決勝で2-0と勝利した。試合開始から47秒、相手のミスから生まれたチャンスを杉本が仕留めたシーンは記憶に新しい。初タイトルを掴み歓喜に沸いたC大阪に対し、悔し涙を呑んだ川崎は、その後のリーグで逆転優勝を果たした。
 
「ルヴァンカップでは自分たちが勝ったけど、その悔しさをぶつけてフロンターレはリーグで優勝した。リベンジの想いで来ると思うし、自分たちはチャレンジャーの気持ちで挑まないといけない。我慢するところは我慢しながら戦いたい」
 
 その川崎には小林悠がいる。昨季、杉本はリーグ戦の33節まで得点ランクトップに立っていたが、最終節でハットトリックを決めた小林に追い抜かれ、最後の最後で得点王のタイトルを逃した。
 
「(小林に対して)意識は特にしていないけど、前の選手が多く点を取ったチームが勝てる。セレッソなら、俺であり、前で出る選手が得点できたら」
 
 最前線に立つストライカーとしての役割。ゴールへのこだわり。期待を背に受け、まずはC大阪に今季最初の栄冠をもたらす。

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