采配デビューは3月23日のイングランド戦
ロシア・ワールドカップ出場を逃し、再建が急務となっているオランダ代表の新指揮官がようやく決定した。1980~90年代にかけてオランイェ(代表チームの愛称)の最終ラインに君臨したレジェンド、ロナルド・クーマンだ。契約は2022年のカタール・ワールドカップ終了までとなる。
昨年10月にプレミアリーグのエバートン監督を更迭され、フリーの身となっていたクーマンは、破顔一笑で就任会見に臨んだ。
「いつか代表チームの監督を務めたいと願っていただけに、就任できてスーパーハッピーだ。私にとってはまさに偉大なる挑戦で、これ以上ない栄誉。全力で強化に取り組みたい」
他国が羨むほどのタレント力を誇ったのはもはや過去の話。メガクラブで主軸を張る代表選手はめっきり少なくなり、困難な舵取りを強いられる。この点について新監督は「真のベストプレーヤーはたしかにいなくなったが、勝てるチームを作ることはできる。いろんな選手にチャンスを与えて、いまのメンバーとどんどんミックスしていきたい」と意気込む。
プレミアリーグにおける指揮官クーマンは、対戦相手や戦術に応じてシステムを七変化させた。そのアプローチは変えない方針で、オランイェ伝統の4-3-3も選択肢のひとつに過ぎないようだ。
「システムがなんであろうと、大事なのは選手たちの能力を最大限に引き出すことだろう? 基本となる形は頭の中に描かれているが、特定のものにこだわるつもりはない。4-3-3もその中のひとつと捉えているよ」
そして、選手個々には代表チームへのパッションを求めた。「驚かされるのは、昨今の代表選手たちは不思議なくらい大人しいことだ。我々が現役だった頃には考えられないほどにね。まずはそこから意識改革しなければならないだろう。選手たちは選ばれることに誇りを持つべきで、決して軽んじてはいけない」
オランダ、ポルトガル、イングランドで合計9つのクラブを指揮した勝負師は、いかなる戦略をもって母国代表チームを立て直すのか。注目の采配デビューは、3月23日のホームゲーム。相手はイングランド代表である。
昨年10月にプレミアリーグのエバートン監督を更迭され、フリーの身となっていたクーマンは、破顔一笑で就任会見に臨んだ。
「いつか代表チームの監督を務めたいと願っていただけに、就任できてスーパーハッピーだ。私にとってはまさに偉大なる挑戦で、これ以上ない栄誉。全力で強化に取り組みたい」
他国が羨むほどのタレント力を誇ったのはもはや過去の話。メガクラブで主軸を張る代表選手はめっきり少なくなり、困難な舵取りを強いられる。この点について新監督は「真のベストプレーヤーはたしかにいなくなったが、勝てるチームを作ることはできる。いろんな選手にチャンスを与えて、いまのメンバーとどんどんミックスしていきたい」と意気込む。
プレミアリーグにおける指揮官クーマンは、対戦相手や戦術に応じてシステムを七変化させた。そのアプローチは変えない方針で、オランイェ伝統の4-3-3も選択肢のひとつに過ぎないようだ。
「システムがなんであろうと、大事なのは選手たちの能力を最大限に引き出すことだろう? 基本となる形は頭の中に描かれているが、特定のものにこだわるつもりはない。4-3-3もその中のひとつと捉えているよ」
そして、選手個々には代表チームへのパッションを求めた。「驚かされるのは、昨今の代表選手たちは不思議なくらい大人しいことだ。我々が現役だった頃には考えられないほどにね。まずはそこから意識改革しなければならないだろう。選手たちは選ばれることに誇りを持つべきで、決して軽んじてはいけない」
オランダ、ポルトガル、イングランドで合計9つのクラブを指揮した勝負師は、いかなる戦略をもって母国代表チームを立て直すのか。注目の采配デビューは、3月23日のホームゲーム。相手はイングランド代表である。