1-0で勝利もコンディション不良で危ない場面も散見。
前半13分間はムアントンで、後半45分間は広島で。
「Jリーグアジアチャレンジinバンコク」広島対ムアントン戦は、タイの英雄・ティーラシンの壮行試合という感の強いゲームとなった。
ただ、そういう「花試合」的な要素の強い内容だったかといえば、それは違う。広島にとってはタイキャンプの「集大成」(城福浩監督)的なゲームとなり、ムアントンにとっては開幕1週間を切った中での仕上げとなるプレシーズンマッチ。両チームとも「本番」を迎える重要な戦いだった。試合途中、広島とムアントンの選手同士が小競り合いを見せるなど、闘志を剝き出しにして戦っていた。
ムアントンはACLプレーオフの対柏戦で戦ったメンバーが一部、コンディション不良で先発から外れた。だが、ティーラシン離脱後の攻撃の中心となるであろう元仙台のヘベルチやパワフルなストライカー・ジャジャなど個性のあるタレントが出場。甲府時代に城福監督と共に戦った青山直晃も最終ラインを引き締めた。
一方、広島も青山敏弘や森崎和幸が体調不良で外れ、他の選手たちもコンディションはまだまだで「90分を戦うのは難しい」と城福監督も語る。しかし、フィジカル強化と戦術深化を共に向上させるべく新指揮官の具体的な指導が少しずつチームを活性化させていることも確か。フォーメーションも前半は4-3-3でアンカーシステムも採用し、後半にティーラシンが登場した時は4-4-2、パトリック(途中から工藤壮人)との2トップで戦うなどバリエーションを見せた。
結果は1-0、ティーラシンのゴールによって広島が勝利した。練習試合で連敗していただけに、タイのトップチームであるムアントンに勝利したことは「自信になる」(川辺駿)。もちろん、こういう試合では結果もさることながら、収穫と課題をどれほど多く手にできるかが重要になる。課題として、城福監督は「カウンターへの対応」を口にした。ボールは広島が60%近く保持していたが、ボールの失い方が悪く、元仙台のヘベルチや、ジャクソンらに起点をつくられてのカウンターで危ないシーンも創られた。また、セットプレーでもマークが甘く、あわやという場面も。
「疲れてきた時にどういう判断でボールを動かすか、カウンターを食らわないような守備ができるか。今日の相手は(カウンターが)すごく迫力をもってやってきたので、ミスが単なるミスではすまない状況になりつつあった。すごく学びになりましたね」
「Jリーグアジアチャレンジinバンコク」広島対ムアントン戦は、タイの英雄・ティーラシンの壮行試合という感の強いゲームとなった。
ただ、そういう「花試合」的な要素の強い内容だったかといえば、それは違う。広島にとってはタイキャンプの「集大成」(城福浩監督)的なゲームとなり、ムアントンにとっては開幕1週間を切った中での仕上げとなるプレシーズンマッチ。両チームとも「本番」を迎える重要な戦いだった。試合途中、広島とムアントンの選手同士が小競り合いを見せるなど、闘志を剝き出しにして戦っていた。
ムアントンはACLプレーオフの対柏戦で戦ったメンバーが一部、コンディション不良で先発から外れた。だが、ティーラシン離脱後の攻撃の中心となるであろう元仙台のヘベルチやパワフルなストライカー・ジャジャなど個性のあるタレントが出場。甲府時代に城福監督と共に戦った青山直晃も最終ラインを引き締めた。
一方、広島も青山敏弘や森崎和幸が体調不良で外れ、他の選手たちもコンディションはまだまだで「90分を戦うのは難しい」と城福監督も語る。しかし、フィジカル強化と戦術深化を共に向上させるべく新指揮官の具体的な指導が少しずつチームを活性化させていることも確か。フォーメーションも前半は4-3-3でアンカーシステムも採用し、後半にティーラシンが登場した時は4-4-2、パトリック(途中から工藤壮人)との2トップで戦うなどバリエーションを見せた。
結果は1-0、ティーラシンのゴールによって広島が勝利した。練習試合で連敗していただけに、タイのトップチームであるムアントンに勝利したことは「自信になる」(川辺駿)。もちろん、こういう試合では結果もさることながら、収穫と課題をどれほど多く手にできるかが重要になる。課題として、城福監督は「カウンターへの対応」を口にした。ボールは広島が60%近く保持していたが、ボールの失い方が悪く、元仙台のヘベルチや、ジャクソンらに起点をつくられてのカウンターで危ないシーンも創られた。また、セットプレーでもマークが甘く、あわやという場面も。
「疲れてきた時にどういう判断でボールを動かすか、カウンターを食らわないような守備ができるか。今日の相手は(カウンターが)すごく迫力をもってやってきたので、ミスが単なるミスではすまない状況になりつつあった。すごく学びになりましたね」