止まらないバルサ、メッシとスアレスがふたりで4発を叩き込みリーガ無敗を貫く

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月22日

勝負を決めたラキティッチの一撃。

パウリーニョを温存したバルサの中盤で、攻守に高い貢献を見せたラキティッチ。このクロアチア代表MFの先制ゴールがベティスの足を止め、試合を決めた。(C)Getty Images

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 現地時間1月21日に開催されたリーガ・エスパニョーラ20節、ベティス対バルセロナの一戦は、5-0でアウェーのバルサが勝利した。

 バルサにとって、立ち上がりは前節のレアル・ソシエダ戦を思い起こさせるような展開だった。3バックとも5バックともとれるシステムを敷いてきたベティスの果敢なハイプレスにパスが遮断され、チャンスこそ作るものの敵陣の深い位置までは進入できず、シュートの多くはミドルレンジから。30分を過ぎてもボールが落ち着かなかった。

 前半も残り10分となった頃には、手痛いアクシデントも。ここまでサミュエル・ウンティティの負傷離脱の穴をほぼ完璧に埋めてきたトーマス・ヴェルメーレンが左足太腿の負傷で退場。久々にベンチ入りを果たしていたウンティティが慌てて出場するという一幕があった。

 後半突入後も、ハイレベルなテクニックを駆使し、なんとか突破口を見出そうとするバルサと、ボランチの位置に入ったアンドレス・グアルダードを中心に、気迫のこもったプレーでそれを阻止しつづけるベティスの構図は変わらない。

 ベティコ(ベティス・サポーター)の怒号にも似た大歓声が鳴り響き、最高潮にボルテージの高まったスタジアムでの激アツな一戦。均衡が破れたのは59分だった。

 ハーフウェイライン上から放ったルイス・スアレスのパスを、DFラインの裏に抜け出して受けたイバン・ラキティッチが、落ち着いて持ち込みシュート。飛び出したGKアントニオ・アダンをいなすように冷静に左足で流し込んだ。

 この1点が、序盤から走り続けてきたベティスにとってどれほどのダメージを与えたか。それは、その後の20分ほどの間にバルサが一気に3点を加えたことからもわかるだろう。64分にリオネル・メッシが、69分にはスアレスがそれぞれゴールネットを揺らし、80分にはそのふたりのコンビから、ふたたびメッシが1点を追加した。

 終了間際にスアレスがさらに1点を加え、5-0――。互角以上の展開を6割近い時間で演じたベティスだったが、やはり90分を通じてバルサにプレッシャーを与え続けることはできなかった。

 まさしく「最強」の名を欲しいままにするバルサ。1月25日のコパ・デル・レイ準々決勝第2レグ(エスパニョール戦)では、ついにコウチーニョがデビューすると言われている。まもなく、さらに魅力を増したバルサが見られるかもしれない。
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