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大迫、5試合ぶりの出場でケルンの3連勝に貢献! 2発テロッデとのコンビに期待を持たせる

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月21日

開始5分でいきなり連係プレーから好機迎える

5試合ぶりの試合ということで完調からは程遠かったかもしれないが、強さと巧さを見せた大迫。今後は、テロッデとの連係、自身の決定力を高めていきたい。 (C) Getty Images

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 1月20日(現地時間)、ブンデスリーガ第19節が行なわれ、ケルンは2-0でハンブルクを下した。

 16試合連続未勝利という大不振から一転、前半戦の最終戦から2連勝を飾っている最下位のケルンが、勝点6差の17位ハンブルクのホームに乗り込んだ一戦。ケルンでは大迫勇也がスタメンとして5試合ぶりのリーグ出場を果たしたが、ハンブルクの酒井高徳、伊藤達哉はいずれもベンチスタートとなった。
 
 今冬に加入し、前節でいきなり決勝ゴールを決めたテロッデと2トップを組んだ大迫。5分に早くも連係を見せ、テロッデのポストプレーから大迫が抜け出したが、パパドプーロスのファウルで止められる。決定機阻止で一発退場もあり得る場面だったが、審判が掲げたのはイエローカードだった。
 
 フィニッシュまで持ち込めなかった大迫だが、その6分後に再びチャンスを得る。スルーパスで抜け出してペナルティーエリアに侵入し、切り返してパパドプーロスをかわす。ここまでは良かったが、ボール捌きに手間取ったところをGKポラースベックに飛び込まれてキャッチされた。
 
 対するハンブルクは、開始1分も経たないうちにハーンが惜しいボレーシュートを放つなど、ポゼッションで上回りながら攻勢に試合を進め、12分にもカウンターからコスティッチが強烈なシュート。しかし、いずれもGKホルンの好守に得点を阻まれる。
 
 試合が動いたのは27分。CKで大迫がニアで精一杯にジャンプしてフリックし、中央でテロッデが頭で詰めてケルンが先制ゴールを奪った。
 
 リードを奪ったケルンは、組織的によく守り、攻撃時には各選手が連動して組織プレーを機能させる。ルーテンベック監督の下で連勝を飾り、チーム力を上げて自信を取り戻したことで、シュテーガー政権時の脆さがあまりに見られなくなかった。
 
 41分に左からのクロスが流れたところをコスティッチに詰められるも、ここでもホルンが驚異的な反応を見せて失点を免れる。
 
 1-0で折り返したアウェーチームは後半、立ち上がりからハンブルクの攻撃にさらされ、何度もサイドを攻略されてクロスを入れられるが、ここでは最終ラインが全てをはね返す。そしてこれをしのぐと、訪れたチャンスをモノにしてみせる。
 
 67分、カウンターからエズジャンが前線のヨイッチへボールを送ると、ここからダイレクトでテロッデへ。2試合連続でゴールを決めているストライカーは、浮き球をしっかりボレーで捉えてポラースベックを破り、勝利に大きく近付く追加点をチームにもたらした。
 
 多くの時間帯で攻勢に立ちながらもケルンの思惑通りに試合を進められたハンブルクは、その後もゴールを求めて積極的に攻撃を仕掛け、77分にはFKからのハントのシュートがポストを叩くという惜しい場面もあったが、最後まで名手ホルンの牙城を崩すことはできずに終わった。
 
 ケルンはこれで3連勝。ハンブルクとの勝点差を縮めたこともさることながら、しっかり試合をコントロールして勝ち切れるようになったことは非常に大きい。このままチーム力を上げていければ、1部残留達成のために奇跡を期待する必要は全くなくなるだろう。
 
 大迫は64分、レーマンとの交代でピッチを退いた。攻守で多くプレーに絡み、競り合いに負けない強さを見せた反面、決定機を活かせなかったという悔しさも残った。ただ、テロッデとの2トップが今後、どれだけ熟成していくかという大きな楽しみを残してくれた。
 
 一方、ハンブルクでは77分、ホルトビーに代わって伊藤が登場。すぐに左サイドでボールを得てエリア内でドリブル仕掛ける場面もあったが(DFに阻止される)、以降は残念ながら大きなチャンスを作り出すまでには至らなかった。なお、酒井には2試合連続で出番は訪れなかった
 
 次節(27日)、ケルンはアウクスブルクをホームに迎え、ハンブルクはRBライプツィヒとのアウェーマッチに臨む。
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