力強い同点弾と俊敏性が光った勝ち越し弾
1月20日(現地時間)、ブンデスリーガ第19節が行なわれ、マインツの武藤嘉紀はシュツットガルト戦で2ゴールを決め、3-2での勝利に大貢献した。
1点目は前半アディショナルタイム。0-1のビハインドを負って試合を折り返そうとしていた矢先、最後尾からの縦パスをペナルティーエリア左手前でゴールに背を向けて受けた武藤は、素早く反転して右足を一閃。途中で鋭く軌道を変えたボールにGKツィーラーは全く反応できなかった。
さらに後半に入り、54分、左サイドからホルトマンが入れたグラウンダーのクロスを武藤がスライディングで合わせるが、ツィーラーがブロック。しかし倒れた状態で武藤はこぼれ球に反応して詰め、勝ち越しゴールを決めた。
2試合連続得点、そして今シーズン初となる2ゴールで通算得点数を6に伸ばした武藤は、前節同様にクアイソンとの2トップで先発出場を果たし、開始4分にはクアイソンが胸で落としたボールを受けてGKと1対1となるも、守護神ツィーラーのタイミングを外し切れずに止められていた。
その後は良い位置でなかなかボールに触れられず、サイドに流れてキープし味方に繋ぐぐらい。パスは渡らず、クロスは頭上を越えることがほとんどだったが、16分には自陣で粘ってボールキープしたプレーが起点となり、クアイソンが決定機を迎えたが、ここでもGKとの1対1を決められなかった。
失点はオウンゴールによるもの。19分、左サイドのFKからゴール前にボールを入れられ、混戦のなかでボールがホルトマンに当たってゴールに向かい、クアイソンがクリアし切れずにゴールネットを揺らしてしまった。
マインツは42分、ブロジンスキのクロスをゼルダルが頭で合わせてサイドネット内側に突き刺したものの、直前のスローインでゼルダルが腕に当てながらボールを受けたことがVARで判明し、ノーゴールの判定を受けていた。
後半はマインツが主導権を握り、時間の経過とともに攻撃の勢いは増し、アウェーチームをはるかに上回る数のチャンスを作り、またシュートを放っていく。
64分には、ホルトマンが左サイドからボールを運び、ゴール前に入った武藤、クアイソンを囮にして、鋭いシュートを放ち、ツィーラーの牙城を破ってリードを3点に広げた。
シュツットガルトは今冬に加入したドイツ代表FWのゴメスが後半開始早々に負傷するというアクシデントにも見舞われ、後半は防戦一方の時間が続く。70分あたりからは反撃を試みて決定機も作り出し、アディショナルタイムには交代出場のギンチェクがヘッドで1点差に迫るゴールを決めるが、反撃もここまでだった。
試合途中に雨が雪に変わり、ピッチコンディションも悪化する一方のなかで、マインツは積極的な姿勢を貫き、前節(ハノーファーに2点リードからの逆転負け)の鬱憤を晴らすかのように内容の伴う逆転での快勝を収めた。
その立役者となったのが、前線で常に積極的で気迫に溢れたプレーを見せ、殊勲の2ゴールを挙げた武藤であることに異論を唱える者はいないだろう。83分にベルグレーンとの交代でピッチを退く際にスタジアムに響いた拍手と大歓声が、この試合での彼の貢献ぶりを如実に物語っていた。
なお、シュツットガルトの浅野拓磨はベンチ入りを果たしたものの、最後まで出場機会は訪れなかった。
1点目は前半アディショナルタイム。0-1のビハインドを負って試合を折り返そうとしていた矢先、最後尾からの縦パスをペナルティーエリア左手前でゴールに背を向けて受けた武藤は、素早く反転して右足を一閃。途中で鋭く軌道を変えたボールにGKツィーラーは全く反応できなかった。
さらに後半に入り、54分、左サイドからホルトマンが入れたグラウンダーのクロスを武藤がスライディングで合わせるが、ツィーラーがブロック。しかし倒れた状態で武藤はこぼれ球に反応して詰め、勝ち越しゴールを決めた。
2試合連続得点、そして今シーズン初となる2ゴールで通算得点数を6に伸ばした武藤は、前節同様にクアイソンとの2トップで先発出場を果たし、開始4分にはクアイソンが胸で落としたボールを受けてGKと1対1となるも、守護神ツィーラーのタイミングを外し切れずに止められていた。
その後は良い位置でなかなかボールに触れられず、サイドに流れてキープし味方に繋ぐぐらい。パスは渡らず、クロスは頭上を越えることがほとんどだったが、16分には自陣で粘ってボールキープしたプレーが起点となり、クアイソンが決定機を迎えたが、ここでもGKとの1対1を決められなかった。
失点はオウンゴールによるもの。19分、左サイドのFKからゴール前にボールを入れられ、混戦のなかでボールがホルトマンに当たってゴールに向かい、クアイソンがクリアし切れずにゴールネットを揺らしてしまった。
マインツは42分、ブロジンスキのクロスをゼルダルが頭で合わせてサイドネット内側に突き刺したものの、直前のスローインでゼルダルが腕に当てながらボールを受けたことがVARで判明し、ノーゴールの判定を受けていた。
後半はマインツが主導権を握り、時間の経過とともに攻撃の勢いは増し、アウェーチームをはるかに上回る数のチャンスを作り、またシュートを放っていく。
64分には、ホルトマンが左サイドからボールを運び、ゴール前に入った武藤、クアイソンを囮にして、鋭いシュートを放ち、ツィーラーの牙城を破ってリードを3点に広げた。
シュツットガルトは今冬に加入したドイツ代表FWのゴメスが後半開始早々に負傷するというアクシデントにも見舞われ、後半は防戦一方の時間が続く。70分あたりからは反撃を試みて決定機も作り出し、アディショナルタイムには交代出場のギンチェクがヘッドで1点差に迫るゴールを決めるが、反撃もここまでだった。
試合途中に雨が雪に変わり、ピッチコンディションも悪化する一方のなかで、マインツは積極的な姿勢を貫き、前節(ハノーファーに2点リードからの逆転負け)の鬱憤を晴らすかのように内容の伴う逆転での快勝を収めた。
その立役者となったのが、前線で常に積極的で気迫に溢れたプレーを見せ、殊勲の2ゴールを挙げた武藤であることに異論を唱える者はいないだろう。83分にベルグレーンとの交代でピッチを退く際にスタジアムに響いた拍手と大歓声が、この試合での彼の貢献ぶりを如実に物語っていた。
なお、シュツットガルトの浅野拓磨はベンチ入りを果たしたものの、最後まで出場機会は訪れなかった。