「アイツのケツばっか追っかけてきた」甲府新加入の佐藤和弘が"盟友"への想いを語る

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2018年01月15日

中京大の同期だった新里は、一足違いで磐田へステップアップ。

佐藤は移籍の際、ある人物と話したそうだ。(C)SOCCER DIGEST

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「下のチームでも見ていてくれた甲府には感謝したい。今度、上の順位を狙えるチームで戦えるということで、選手として上手くなれると思い、チャレンジ精神でここに来ました」
 
 1月14日、甲府の新体制発表会見で新戦力の佐藤和弘はこう口にした。また、昨季J2で14位の水戸の10番を背負った男は、ある人物の助言が移籍を後押ししたことも明かしている。
 
「去年(水戸に)いた新里(亮)とか、兵働(昭弘)さんとか、(吉田達磨監督に)教えてもらっていた後輩に『凄く良い監督』と聞いた。(新里は)『パスサッカーをする』と言っていた。個人的にそういうサッカーが合っている。だから、誘って頂いた時はホントに嬉しかった。始まってまだ3日だが、練習の奥が深い。自分が知らなかった知識も教えてくれるので、27歳ですけど、またひとつ成長できるのかなと感じています。楽しいサッカーをできると思うので、今年は早くリーグが始まらないかなという気持ちです」
 
 なかでも、中京大の同期の新里とは吉田監督の「ポゼッションサッカー」について話したという。しかし、その盟友は磐田に移籍。16年の甲府1年目は14戦の出番に終わったが、吉田監督が就任した17年にチームトップの33試合に出場と飛躍し、昨季J1で6位のクラブにステップアップを果たした。
 
 佐藤は盟友と再会できずに「残念です。(2016年の)水戸の時も俺が加入するときに、(新里が甲府へ)出ました。ちょうど入れ替わりです」と寂しさを述べるが、「(所属)チームはアイツのケツばっかり追っかけて来ているので、早く追いつきたい」と向上心も覗かせる。
 
 磐田ユース育ちのチャンスメーカーは、盟友の新里に追いつくためにも、まずは甲府でハイパフォーマンスを披露するつもりだ。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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