現地時間12月23日、リーガ・エスパニョーラ17節で、いよいよ世界が注目するレアル・マドリーとバルセロナによる伝統の「クラシコ」が行なわれる。１試合未消化とはいえ、首位バルサを勝点11差で追う４位R・マドリーにとって、優勝を目指すうえで、絶対勝利が求められる大一番だ。
 
　裏返せば、バルサにとっては、敵地サンチャゴ・ベルナベウで宿敵に引導を渡すチャンスとなる。

　スペイン紙『Marca』が伝えたところによれば、バルサのレジェンドであるシャビ・エルナンデス（現アル・サッド）も、地元メディア『Catalunya Radio』で「バルサはソリッドで、勝利の可能性は高いと思う。そうなれば、彼ら（R・マドリー）をタイトルレースから追いやれる」と語っている。
 
　ただ、R・マドリーは、12月16日にグレミオを破り、史上初となるクラブ・ワールドカップ連覇を達成し、「世界王者」の称号を守った。それだけに、シャビは「彼らはクラブW杯優勝で、自信を深めてクラシコに臨むだろう」と警戒しつつ、後輩たちの勝利を願った。
 
「R・マドリーは、バルサよりもナーバスだろう。おそらく、よりアグレッシブに攻めてくるだろうね。勝ちにくるはずだ。でも、バルサにとっても重要な試合だよ。永遠のライバルをタイトル争いから脱落させられることができるのだからね」
 
　R・マドリーといえば、つい先日、リオネル・メッシと並ぶ通算５度目のバロンドールを受賞したクリスチアーノ・ロナウドが、自らを「史上最高の選手」と称したことが大きな話題となった。シャビはそのことにも言及。もちろん、「メッシこそが最強だ」と語っている。
 
「レオは、止めるのが不可能な選手だ。僕らは常に、彼が力を発揮するために必要なスペースと時間を与えようとしていた。違いをつくるために、優位にしようとしていた。彼こそが史上最高の選手だ。当然だよ」
 
　はたして、シャビが願うように、バルサはR・マドリーからリーグ優勝の可能性を奪い去るのか。それとも、世界王者が巻き返しへの狼煙を上げる勝利を挙げるのか。サンチャゴ・ベルナベウでのビッグマッチは、日本時間23日の21時にキックオフされる。
 
【PHOTO】美女たちが揃ったインテルの豪華絢爛なクリスマスパーティーって？