マスチェラーノが1月に中国へ!ペレグリーニ率いる河北華夏幸福とバルサが合意に

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月20日

継続してプレーできる環境を求めて。

中国行きが決定的となったマスチェラーノ。現在ケガで離脱しているウンティティの復帰時期がわかり次第、河北華夏幸福との契約書にサインするようだ。(C)Getty Images

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 アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノが、この冬にバルセロナを去ることが決定的となった。新天地は、かねてから噂されていた中国スーパーリーグの河北華夏幸福。スペインの各メディアによれば、移籍金1000万ユーロ(約13億円)でクラブ間合意を果たしたようだ。

 2019年6月まで契約を残しながら、1年半も早く退団を決めたのは、おそらく最後になるであろうワールドカップに、万全のコンディションで臨むため。彼はこのタイミングで、継続してプレーできる環境をどうしても手に入れる必要があった。

 2010年8月、トゥーレ・ヤヤに代わるボランチとして、年俸減を受け入れてリバプールからバルサに入団したマスチェラーノは、それから7年、気迫溢れるプレーでバルセロニスタ(バルサのファン)を魅了しつづけた。

 本職ではないセンターバックの起用にも決して不平不満を口にせず、ミスをすれば素直に認める。カンテラ出身者でないにもかかわらず、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケッツに次ぐ第4キャプテンに選出されたのも、そうしたプロフェッショナルな態度がチーム内で高い評価を受けたからだろう。

 サミュエル・ウンティティの成長により、レギュラーから外されたときも、「自分より優れたセンターバックがふたり(ジェラール・ピケとサミュエル・ウンティティ)いたら、当然プレー時間は短くなる」と、自身の置かれた状況を受け入れたうえで、「以前の状況を取り戻すために努力するだけ」とコメントしていた。

 河北華夏幸福への移籍は、リーベル・プレート時代の恩師であるマヌエル・ペレグリーニ監督と、アルゼンチン代表の同僚であるエセキエル・ラベッシの存在が決め手になったと思われるが、正式にサインを交わす日は、1月末の戦線復帰が予想されているウンティティの回復具合によって決まるようだ。
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