スポーツ・チャンネル「DAZN（ダ・ゾーン）」では、『EURO SOCCER FREAKS』と題して2017年12月10日から18年１月４日までに配信される欧州５大リーグの中継試合の中から、数試合をスペシャルバージョンとして、明治安田生命Jリーグに在籍する選手・監督の解説付きでお送りしている。
 
　すでに12月10日に行なわれたリーグアンのパリ・サンジェルマン対リールではFC東京の太田宏介選手が解説。また同17日のウェストブロミッチ・アルビオン対マンチェスター・ユナイテッドではサンフレッチェ広島の千葉和彦選手と柏レイソルの中谷進之介選手によるダブル解説で配信している。普段はピッチ上で躍動する選手たちが立場を変えて、現役の目線で言葉を発するだけに、ファンや視聴者からの反響も大きい。
 
　いずれの選手も解説は初挑戦とのことだったが、太田選手は「パリ・サンジェルマンの強力３トップがやりたいようにやっていた。それを見られただけでもすごく満足でした」とネイマールをはじめとするタレント軍団の華麗なゴールショーに魅せられた様子。一方の千葉選手＆中谷選手のコンビは、千葉選手が「一つひとつのプレーに対してコメントするって難しい。今までふんぞり返って見ていましたが、今度から正座して見ます」と振り返れば、中谷選手も「自分の考えを整理して語るのは難しい。千葉選手がいて助かりました」と、ピッチ上とは勝手の違う難しさを感じたようだ。

　また現役監督では12月16日のシュツットガルト対バイエルン戦を名古屋グランパスの風間八宏監督が解説。さらに、松本山雅FCの反町康治監督が12月17日のトリノ対ナポリを解説した。
 
　風間監督は「喋りながら見るのが久しぶりだったので、少し疲れましたね(笑)」と言いつつも、解説者時代と変わらない鋭い分析眼を披露。解説後には「スタジアムの雰囲気も含めて海外のサッカーを見てもらうことで逆にJリーグの良さも分かってもらえると思う」と視聴者に向けてコメント。また、反町監督は「現役のJリーガーや私のような監督が喋るのは、その人となりを知ってもらう意味でも良い機会ですし、違った目線で話すことでまたサッカーに興味を持ってもらえるはず」と、現役選手・監督が解説する意義について話していた。