補強ポイントを埋める格好のターゲット。
インテルに中国からさらなるサポートか?
今冬のメルカートで注目すべきポイントのひとつがそこにある。
中国スーパーリーグの江蘇蘇寧は、インテルと同じ蘇寧グループ傘下にある。今年5月からグループ全体の強化戦略を統括しているワルテル・サバティーニの下、今後両クラブの連携が強化されることは十分考えられる。
2017年シーズンは12位に終わった江蘇蘇寧だが、アレックス・テイシェイラ(元シャフタール)、ラミレス(元チェルシー)というブラジル人MFをふたり擁している。いずれも欧州トップシーンでも通用しうる実力者だ。
その中でとりわけA・テイシェイラに関しては、1月からインテルにレンタル移籍させる構想が持ち上がっている。昨シーズンのトレント・セインズベリー(オーストラリア代表)と同じパターンだ。
イバン・ペリシッチ、アントニオ・カンドレーバという崩しの切り札である両ウイングの頼れるバックアッパーが不在なインテルにとって、両翼とトップ下で打開力を発揮できるA・テイシェイラはたしかにお誂え向き。兄弟クラブからタダで借りられるとなれば、まさに言うことなしだろう。
16節を終えたセリエAで首位をキープするインテルは、2009-10シーズン以来のスクデット獲得も視野に入っている。勝負の後半戦に向けてA・テイシェイラを補強する可能性は十分にある。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
今冬のメルカートで注目すべきポイントのひとつがそこにある。
中国スーパーリーグの江蘇蘇寧は、インテルと同じ蘇寧グループ傘下にある。今年5月からグループ全体の強化戦略を統括しているワルテル・サバティーニの下、今後両クラブの連携が強化されることは十分考えられる。
2017年シーズンは12位に終わった江蘇蘇寧だが、アレックス・テイシェイラ(元シャフタール)、ラミレス(元チェルシー)というブラジル人MFをふたり擁している。いずれも欧州トップシーンでも通用しうる実力者だ。
その中でとりわけA・テイシェイラに関しては、1月からインテルにレンタル移籍させる構想が持ち上がっている。昨シーズンのトレント・セインズベリー(オーストラリア代表)と同じパターンだ。
イバン・ペリシッチ、アントニオ・カンドレーバという崩しの切り札である両ウイングの頼れるバックアッパーが不在なインテルにとって、両翼とトップ下で打開力を発揮できるA・テイシェイラはたしかにお誂え向き。兄弟クラブからタダで借りられるとなれば、まさに言うことなしだろう。
16節を終えたセリエAで首位をキープするインテルは、2009-10シーズン以来のスクデット獲得も視野に入っている。勝負の後半戦に向けてA・テイシェイラを補強する可能性は十分にある。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。