80%も試合を支配したリバプールだったが…。
現地時間12月10日、プレミアリーグ16節のリバプール対エバートンの“マージーサイド・ダービー”が行なわれた。
公式戦9試合負けなしと好調のリバプール。本拠地に宿敵を迎えた今節は、4-3-3を採用し、3トップには右からモハメド・サラー、ドミニク・サランキ、サディオ・マネが並び、フィリッペ・コウチーニョやロベルト・フィルミーノはローテーションを採用したことでベンチスタートとなった。
一方で、前節のハダースフィールド戦でサム・アラダイス政権初勝利を飾ったエバートンは、4-4-2を採用。今シーズンから復帰したウェイン・ルーニーは右サイドハーフとして14年ぶりの伝統の一戦に臨んだ。
雪が降る中での通算229回目のダービーは、立ち上がりからホームチームが主導権を握る。
身上とするゲーゲンプレッシングで、相手を自陣に釘付けにしたリバプールは、サラーとマネのスピードを活かした攻撃で40分までに11本のシュートを浴びせて、相手を圧倒する。
一方的に攻め込まれ、完全に守勢に回されたエバートンも、中央に人数をかけた身体を張った守備で何とか応戦していたが、前半終了間際に守壁が決壊する。
42分、ペナルティーエリア内右でボールを受けたサラーが、クコ・マルティナとイドリッサ・ゲイエの二人をかわして、左足で狙いすましたシュートを放つと、美しい弧を描いたボールはゴールへと吸い込まれた。
先手を取り、勢いに乗ったリバプールは、45分にも決定機を創出。敵陣で抜け出したマネがそのままゴール前まで持ち込んでシュートを放った。
惜しくもセネガル代表FWの一撃は枠を捉えられなかったのだが、この時、ゴール前にいたフリーの味方にパスを出さなかったことが、最後まで尾を引くことになる。
結局、前半は1-0とホームチームがリードして終了。80%もボールを保持されたエバートンは、後半開始と同時にアーロン・レノンとモルガン・シュネデルランを投入。ルーニーを2トップの一角に上げた。
テコ入れを行なったライバルを尻目に前半と同様にハイプレスで攻勢を続けたリバプールは、48分にサラーがヘディングシュート、58分にはマネがオーバーヘッドで相手ゴールを脅かした。
67分に殊勝の活躍を披露したサラーを下げて、フィルミーノを投入したリバプールは、布陣を4-2-4に変更。反撃に出たいエバートンに対してより強いプレッシャーをかけることに成功した。
全く良いところがなかったエバートンだったが、舞い込んだワンチャンスをキャプテンが活かす。
75分、ルーニーのロングボールに抜け出したドミニク・キャルバート=ルーウィンがデヤン・ロブレンにペナルティーエリア内で倒されてPKを奪取。これをルーニーが難なく沈めて同点としたのだ。
ルーニーのマージーサイド・ダービー初ゴールで追いついたエバートンは、再び自陣ゴール前に鍵をかける。一方のリバプールは78分にコウチーニョ、さらに82分には公式戦では昨シーズンのプレミア最終節以来の出場となるダニー・イングスを送り込んで勝ち越し点を狙いにいった。
コウチーニョを起点とした攻撃で攻め続けたリバプールだったが、相手の堅牢をこじ開けることはできず……。結局、試合は1-1で終了。
80%もボールを支配し、22本ものシュートを浴びせたリバプールにとっては、喪失感の大きいドローとなった。
公式戦9試合負けなしと好調のリバプール。本拠地に宿敵を迎えた今節は、4-3-3を採用し、3トップには右からモハメド・サラー、ドミニク・サランキ、サディオ・マネが並び、フィリッペ・コウチーニョやロベルト・フィルミーノはローテーションを採用したことでベンチスタートとなった。
一方で、前節のハダースフィールド戦でサム・アラダイス政権初勝利を飾ったエバートンは、4-4-2を採用。今シーズンから復帰したウェイン・ルーニーは右サイドハーフとして14年ぶりの伝統の一戦に臨んだ。
雪が降る中での通算229回目のダービーは、立ち上がりからホームチームが主導権を握る。
身上とするゲーゲンプレッシングで、相手を自陣に釘付けにしたリバプールは、サラーとマネのスピードを活かした攻撃で40分までに11本のシュートを浴びせて、相手を圧倒する。
一方的に攻め込まれ、完全に守勢に回されたエバートンも、中央に人数をかけた身体を張った守備で何とか応戦していたが、前半終了間際に守壁が決壊する。
42分、ペナルティーエリア内右でボールを受けたサラーが、クコ・マルティナとイドリッサ・ゲイエの二人をかわして、左足で狙いすましたシュートを放つと、美しい弧を描いたボールはゴールへと吸い込まれた。
先手を取り、勢いに乗ったリバプールは、45分にも決定機を創出。敵陣で抜け出したマネがそのままゴール前まで持ち込んでシュートを放った。
惜しくもセネガル代表FWの一撃は枠を捉えられなかったのだが、この時、ゴール前にいたフリーの味方にパスを出さなかったことが、最後まで尾を引くことになる。
結局、前半は1-0とホームチームがリードして終了。80%もボールを保持されたエバートンは、後半開始と同時にアーロン・レノンとモルガン・シュネデルランを投入。ルーニーを2トップの一角に上げた。
テコ入れを行なったライバルを尻目に前半と同様にハイプレスで攻勢を続けたリバプールは、48分にサラーがヘディングシュート、58分にはマネがオーバーヘッドで相手ゴールを脅かした。
67分に殊勝の活躍を披露したサラーを下げて、フィルミーノを投入したリバプールは、布陣を4-2-4に変更。反撃に出たいエバートンに対してより強いプレッシャーをかけることに成功した。
全く良いところがなかったエバートンだったが、舞い込んだワンチャンスをキャプテンが活かす。
75分、ルーニーのロングボールに抜け出したドミニク・キャルバート=ルーウィンがデヤン・ロブレンにペナルティーエリア内で倒されてPKを奪取。これをルーニーが難なく沈めて同点としたのだ。
ルーニーのマージーサイド・ダービー初ゴールで追いついたエバートンは、再び自陣ゴール前に鍵をかける。一方のリバプールは78分にコウチーニョ、さらに82分には公式戦では昨シーズンのプレミア最終節以来の出場となるダニー・イングスを送り込んで勝ち越し点を狙いにいった。
コウチーニョを起点とした攻撃で攻め続けたリバプールだったが、相手の堅牢をこじ開けることはできず……。結局、試合は1-1で終了。
80%もボールを支配し、22本ものシュートを浴びせたリバプールにとっては、喪失感の大きいドローとなった。