今季の左SBの定位置争いはどちらが制する!? 長友佑都とサントンのライバル8年史

カテゴリ:海外日本人

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年12月08日

長友に追われる形でインテルを退団。

左SBの定位置を争う長友とサントン(右)。レギュラーの座を奪うのは?(C)Getty Images

画像を見る

 新戦力ダウベルトとのレギュラー争いを制し、左SBの定位置を手中にしかけていたインテルの長友佑都に、新たなライバルが出現した。イタリア代表の経験もあるダビデ・サントンだ。


 国際Aマッチウィーク明けのアタランタ戦(セリエA第13節)、長友の疲労も考慮され、左SBとして今シーズン初スタメンを飾ると、そこから3試合連続の先発出場。12節までは2試合に途中出場(プレー時間は計7分間)しただけで、ほぼ戦力外に近かった男が、一気に定位置に争いに割って入ってきた。
 
 このサントンと長友には、ちょっとした因縁がある。
 
 インテルの下部組織で育ったサントンがトップデビューを果たしたのは、2009年の1月。18歳の少年を抜擢したのが、当時の監督であるジョゼ・モウリーニョ(現マンチェスター・ユナイテッド)だった。
 
 186センチの恵まれた体躯を持つ左右兼用の大型SBは、瞬く間に左SBの定位置を奪取。4年連続のスクデット獲得に貢献した。
 
 だが、さらなる飛躍が期待された翌シーズンは怪我に泣き、わずか12試合の出場に留まる。そして、恩師モウリーニョがチームを去った10-11シーズンも、満足な出場機会を得られないまま、半年が過ぎた。
 
 迎えた11年の1月31日。冬のメルカートの期限最終日に、インテルは新たなSBを獲得する。欧州初挑戦ながら、チェゼーナで眩い輝きを放っていた長友だ。この左でも右でも機能する日本代表SBと入れ替わる形で、サントンはチェゼーナへレンタルされたのだった。
 
 翌シーズンもインテルの構想外となり、ニューカッスルに完全移籍。プレミアリーグで3年半に渡って研鑽を積んだ。そして、約4年ぶりにインテルに復帰したのが、15年の1月だった。
 
 イングランドで逞しさを身に付けて帰ってきたサントンは、フィジカル能力の高いDFを重用するロベルト・マンチーニ監督の信頼を掴み、すぐさま左SBのレギュラーの座を勝ち取る。今度は、サントンが長友を追い落としたのだった。
【関連記事】
【現地発】インテルの「豹変」がセリエAに「異変」を起こす!
祝勝パーティーでストリップ! 股間を優勝カップで…
日本代表は要警戒! セネガル代表を支える「欧州出身組」の戦士たち
「冬に欧州へ旅立ちそうな日本代表5選手」を海外メディアがピックアップ!
長友佑都、コロンビアとの再戦にSNSで「リベンジできるのは嬉しい」と早くも臨戦態勢!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ