昇格PO“連覇”の37歳・玉田圭司がドロー決着に反省の一方で「それもひとつの成長かな」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月04日

「今までやってきたことが出せなかった試合でもある」

途中出場でチームの昇格に貢献した玉田。今季2度目のスコアレスドローに反省とチームの成長を口にした。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1昇格プレーオフ決勝]名古屋 0-0 福岡/12月3日/豊田ス
 
 一進一退の攻防は、スコアレスドローで決着を見た。リーグ3位の名古屋が同4位の福岡に対して持っていたアドバンテージを活かす形で、J1昇格を決めた。

 
 昨年にJ1続く昇格プレーオフの“連覇”を決めた37歳のベテラン、玉田圭司は「(C大阪に所属した)去年はピッチに立っていなかったけど、今年はピッチに立ってその場の雰囲気も味わえた。ん~、嬉しいというか、ホッとした部分がすごくある」と、苦しい戦いの末にJ1昇格の切符を手にしたことに胸を撫で下ろした。
 
 しかし、試合は時間が経過するにつれて重苦しいものになっていった。チャンスは作るものの決め切れず、じりじりとした展開が続いた。玉田は後半途中の53分に佐藤寿人との交代でピッチに入ったが、「ベンチで見ていた時からそうだったけど、『勝ちたいけど負けたくない』という気持ちも伝わってきて。点を獲られたくないとか、リスクを冒したくないとか、そういうのが伝わってきた」と、ピッチ内の雰囲気を感じ取っていた。
 
 スコアレスドローという結果は、今シーズン2度目。当然、「価値はある」(玉田)引き分けに違いないが、「まあ勝ちは勝ちなんだけど、今までやってきたことが出せなかった試合でもあるし、そこは反省しなければいけない」と、率直に語る。
 
 ただし、1年でのJ1復帰というミッションに対して、チーム全体が必死に3位のアドバンテージを守り切り、結果を得たことについては一定の評価を下した。
「堅い試合になるとは思ったし、みんなが身体を張って守ったり、身体を張ってキープしたりとか、そういう場面も見られた。それもひとつの成長なのかなと思う」
 
 来季は、自身4シーズンぶりのJ1の舞台になる。チームを冷静な目で俯瞰するベテランは、いかなるプレーを見せてくれるのだろうか。

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