トッティがサッカー人生で唯一悔やむのは「“あの男”とコンビが組めなかったこと」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月30日

「実現していたらさまざまな夢が叶っていた」

ユニホームをスーツに着替え、ローマのディレクターとして精力的に活動するトッティ。(C)Getty Images

画像を見る

 母国イタリアがワールドカップ(W杯)への切符を逃し、かつてともに世界を制した仲間たちが失意に打ちひしがれる姿に、心を痛めていないはずはない。

 イタリア『ANSA通信』によると、昨シーズン限りで現役を退いた元イタリア代表のフランチェスコ・トッティは、イタリア紙『Corriere della Sera』のインタビューで、イタリアがW杯予選敗退に終わったことを「とても辛く思っている」と述べたという。

 そのイタリア・サッカー界は、カルロ・タベッキオ連盟会長が辞任。新たなリーダーが求められている。トッティは選手協会の会長を務めるダミアーノ・トンマージをそのポストに推薦した。

「彼は若々しく、ポジティブで、透明性もあり、イタリアのサッカーを知り尽くしている人物だ。連盟を掌握できる男だよ」

 現役時代、トッティらとともにローマでプレーしたトンマージは、当初は続投の意向だったタベッキオ元会長に辞任を求めるなど、イタリア・サッカー界の上層部には改革が必要だと強く訴えている人物だ。

 そのトンマージ同様、スパイクを脱いでからはスーツを“ユニホーム”とし、ディレクターという新たな仕事に挑戦しているトッティだが、ロッカールームでの生活が恋しくなることはないという。その理由は、「毎日出入りしているから」。「以前と違うのは、そこで着替えないということだけ」と語っている。

 では、現役時代を振り返り、後悔していることはあるのだろうか。

「サッカー人生における唯一の後悔は、インテル・ミラノなどに所属したロナウド(元ブラジル代表)と、一度も同じチームでプレーできなかったことだ。それが実現していたら、さらに多くの夢が叶っていただろう。ロナウドは本当にたくさんのゴールを決めた。だけど、もし俺が彼の背後にいたらもっと……」

 ロナウドは引退後、エージェント業も営んでいる。ピッチでのコンビは実現しなかったふたりだが、今後はロナウドがマネジメントする選手をトッティがローマに獲得するといった形で、“タッグ”を組む日が訪れるかもしれない。
 
【関連記事】
【現地発】デ・ブルイネの「インテリジェンス」がマンCの圧倒的な破壊力を生む
【現地発】ミランのガットゥーゾ昇格はなぜこのタイミングだったのか?
「ジダンがベストプレーヤーさ」「トッティは僕のお手本」サッカー界の注目コメント集
D・アウベスがイタリア・サッカーに警鐘「カルチョのレベルは下がった」「いまこそ変化を!」
ローマ・サポーターがチェルシー・サポーターを襲撃! 被害者の容態は…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ