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【選手権出場校】群馬・前橋育英|「0-5」のリベンジへ!! 桐生一キラーの一撃が全国への扉を開く!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2017年11月23日

中学時代から桐生一のメンバーに対し、驚くべき相性の良さを発揮。

決勝点を挙げた田部井悠。準決勝まではゴールがなかったが、見事に“桐生一キラー”ぶりを発揮した。写真:田中研治

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 前橋育英と桐生一による群馬県予選決勝。一進一退の攻防の末、最後に勝負を決めたのは「桐生一キラー」ことMF田部井悠の一撃だった。

 
「決勝の前日に同じクラスの(角田)涼太朗に『明日、俺が点を獲るかもね』と話していたんです。まさか本当になるとは……」
 
 殊勲の一撃は、0−0で迎えた80分に訪れた。延長戦突入の様相も呈していたが、田部井悠は一瞬の隙を逃さなかった。右サイドに流れたMF塩澤隼人にボールが渡ると、ニアサイドのスペースにFW飯島陸が走り込むのが見えた。
 
「相手のCBの1枚が陸の動きに食いついていて、もう1枚のCBがこっちを見ていて、自分がファーに流れたらそのままマークに来てしまうと思った」
 
 田部井悠は瞬時の判断で、飯島を追走する形で中央のスペースに猛ダッシュ。ファーサイドに来ると予測していたCBの逆を完全に突いて、フリーでゴール前に入り込んだ。そこに塩澤から山なりのクロスが足もとに届く。右アウトサイドで絶妙なトラップをすると、飛び込んで来たGKを冷静に見て、右足で叩き付けるボレーシュート。ボールは狙い通り、GKの脇をすり抜けてゴールに吸い込まれた。このゴールが決勝弾となり、粘る桐生一を1-0で振り切った前橋育英が4年連続21回目の選手権出場を決めた。
 
 田部井悠が前日に抱いた予感には理由があった。中学時代、FC前橋ジュニアユースに所属していた田部井悠は、前橋ジュニアユースと対戦する度にゴールを決めていた。「『前橋ジュニアユースキラー』と呼ばれていました」と笑ったように、非常に相性のいいチームだった。
 
 前橋育英に入学した田部井悠に対し、前橋ジュニアユースの選手の多くが桐生一に進学。すると今年に入り、新人戦準々決勝で桐生一と対戦をすると、田部井悠のゴールで1-0の勝利。そしてインターハイ予選準決勝で対戦した時も田部井悠のゴールで1−0の勝利。今度は『桐生一キラー』として、彼らの前に立ちはだかったのだ。
 
 そして、この試合でも田部井悠のゴールで1−0の勝利。恐ろしいまでの相性の良さを最後の対戦でも披露する形になった。
「実はこのゴールが今予選の初ゴールだったんです。これまで散々チャンスで決められずにチームに迷惑をかけて来たので、決勝で勝利に貢献できたのはものすごくホッとしています」

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