本田圭佑は先発フル出場で奮闘も…惜敗のパチューカは優勝プレーオフ進出を逃す

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月05日

虎の子の1点に泣いたパチューカ。

ゴール前に飛び込んだり、得意の左足から決定的なパスを送ったりと、好調さを伺わせた本田だったが、勝利を呼び込むことはできなかった。 (C) Getty Images

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 現地時間11月4日、メキシコリーグ後期16節が行なわれ、パチューカは本拠地にケレタロを迎え入れた。
 
 公式戦2試合連続ゴールを挙げている日本代表MFの本田圭佑は6試合連続で先発出場。前節のサントス・ラグーナ戦(メキシコリーグ15節)に続いて、4-2-3-1の右サイドハーフで起用された。
 
 残りが2試合となって優勝プレーオフ出場圏内の8位以内入りに向けて、絶対勝利が必要なパチューカは、序盤から攻勢を強め、ケレタロを押し込むと、試合の主導権を握る。
 
 そうした一方的な展開の中で、好調さを維持する本田は攻撃の起点となる。23分にジョナタン・ウレータの好機を演出するパスを左足で繰り出せば、31分にはブロックされたものの右足で相手ゴールを狙った。
 
 果敢に攻め続けたパチューカだったが、ゴール前に人数を割いて、我慢強い守備を披露したケレタロの堅牢を破れずに前半をスコアレスで折り返した。
 
 迎えた後半も攻めるパチューカと守るケレタロという構図で進んだ試合は、後者が得意のカウンターから先手を取る。
 
 54分、自陣で相手のパスミスを奪取して速攻に転じると、中央をエドガル・ベニテスに持ち上がり、最後は右サイドでフリーとなっていたイェルソン・カンデロが冷静にゴール左下隅へ突き刺した。
 
 絶対に与えたくなかった先制点を許してしまったパチューカは、本田にボールを集めて、決定機を生み出す。56分にはボックス内でボールを受けた日本代表MFがワントラップしてから左足で強烈なシュートを見舞うも、相手GKエリク・グティエレスの好守に阻まれた。
 
 引き分けでもプレーオフ進出の可能性が潰える背水のパチューカは、前線に人数をかけるリスクを犯した攻めを展開。75分までに14本のシュートを浴びせる猛攻を仕掛けるも相手ゴールを破るには至らない。
 
 パチューカは時間の経過とともに焦りが見られるようになり、軽率なミスを連発して劣勢に立たされる。40分には本田が相手ゴール前でFKのチャンスで得たが、渾身のシュートは大きく枠を外れてしまった……。
 
 ホームサポーターの大声援を受けるなかで、焦りに加え、疲労も蓄積して精度を欠き続けたパチューカは、ケレタロの守備網を最後まで破ることができずに、結局1-0で惜敗。これにより、最終節を残して、パチューカの優勝プレーオフ進出の望みは潰えた。
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