アルダはこの冬、いかなる決断を下すのか。
開幕から2か月が経過し、この夏にエルネスト・バルベルデ監督を招聘した新生バルセロナの輪郭が、少しずつ見えてきた。レギュラー、準レギュラー、バックアッパーと、チーム内の序列が固まりつつある中で、同時に見えてきたのが余剰戦力の顔ぶれだ。
リーガ・エスパニョーラを9試合、チャンピオンズ・リーグを3試合消化し、11勝1分けと無敗を貫くバルサ。その好調を維持するチームにいまだ入り込めていないのが、トーマス・ヴェルメーレン、パコ・アルカセル、そしてアルダ・トゥランといった選手たちだ。
なかでも深刻なのが、いまだに出場機会がなく、ベンチ入りも1回だけと、完全に蚊帳の外に置かれている入団3年目のMFアルダ。
昨シーズンはネイマールの不在時に3トップの一角(左ウイング)で起用される機会が多かった。だが、そのブラジル代表FWがパリSGに移籍し、新加入のウイング、ウスマンヌ・デンベレが怪我で長期離脱を余儀なくされている現在も、彼に出番は回ってこない。
アルダがバルベルデ監督の構想から外れているのは、もはやだれの目にも明らかだ。指揮官はカンテラ(下部組織)から若手を引き上げるため、「スカッドの軽量化」をこの冬の目標に掲げているが、アルダはまさしく、放出候補の筆頭と言っていいだろう。
地元紙は、夏にアルダが中国から届いた巨額のオファーを断った件について、「大きなエラーを犯した」と書き立てている。さらに、2000万ユーロ(約26億円)のオファーが舞い込めば、バルサは売却に応じるだろうとも――。
残留か移籍か。この冬のアルダの動きから目が離せない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
リーガ・エスパニョーラを9試合、チャンピオンズ・リーグを3試合消化し、11勝1分けと無敗を貫くバルサ。その好調を維持するチームにいまだ入り込めていないのが、トーマス・ヴェルメーレン、パコ・アルカセル、そしてアルダ・トゥランといった選手たちだ。
なかでも深刻なのが、いまだに出場機会がなく、ベンチ入りも1回だけと、完全に蚊帳の外に置かれている入団3年目のMFアルダ。
昨シーズンはネイマールの不在時に3トップの一角(左ウイング)で起用される機会が多かった。だが、そのブラジル代表FWがパリSGに移籍し、新加入のウイング、ウスマンヌ・デンベレが怪我で長期離脱を余儀なくされている現在も、彼に出番は回ってこない。
アルダがバルベルデ監督の構想から外れているのは、もはやだれの目にも明らかだ。指揮官はカンテラ(下部組織)から若手を引き上げるため、「スカッドの軽量化」をこの冬の目標に掲げているが、アルダはまさしく、放出候補の筆頭と言っていいだろう。
地元紙は、夏にアルダが中国から届いた巨額のオファーを断った件について、「大きなエラーを犯した」と書き立てている。さらに、2000万ユーロ(約26億円)のオファーが舞い込めば、バルサは売却に応じるだろうとも――。
残留か移籍か。この冬のアルダの動きから目が離せない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部