ロリスは左足、ナバスは指先! マドリーとトッテナムの守護神がビッグセーブ連発!

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年10月18日

「世界最高のGKの一人」とポチェティーノ監督も絶賛。

ロリスが神懸かり的なセーブでチームを救ったのがこの54分のシーン。完全に逆を突かれながら、同胞ベンゼマのヘッドを左足を伸ばして見事に止めてみせた。(C) REUTERS/AFLO

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 現地時間10月17日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第3節、H組の全勝対決は1-1の引き分けに終わった。

 レアル・マドリーがホームのサンチャゴ・ベルナベウにトッテナムを迎えたこの試合。素晴らしいパフォーマンスでゲームを引き締めたのが両チームのGK、ケイラー・ナバスとユーゴ・ロリスだ。

 とくにロリスは好セーブを連発。前半終了間際にクリスチアーノ・ロナウドのPKで同点に追いつかれたトッテナムは、後半に入ってマドリーの猛攻に晒されたが、30歳のフランス人守護神が文字どおり最後の砦となって逆転を許さなかった。

 圧巻だったのが、英メディアが「アメージング」と称賛した54分のプレーだ。

 ゴール前に詰めていたカリム・ベンゼマが、カゼミーロの右サイドからのクロスにドンピシャのタイミングでヘッドで合わせる。ファーサイドに跳んだロリスの逆を突く完璧なシュートだったが、これをロリスが横っ飛びのまま左足を伸ばして止めたのだ。

 さらに62分にも、C・ロナウドのパワフルショットを左手一本で弾き出すファインセーブを見せる。

「ユーゴは真の価値を証明した。世界最高のゴールキーパーの一人だとね」

 トッテナムのマウリシオ・ポチェティーノ監督は敵地での勝点1奪取の立役者となった守護神に賛辞を惜しまなかった。

 もっとも、マドリーの守護神ナバスも負けていない。最大の見せ場は71分。フェルナンド・ジョレンテの落としから、クリスティアン・エリクセン→ジョレンテと素早く繋いだボールをハリー・ケインが受けて、右足インサイドで狙い澄ましたシュート。これを鋭い飛び出しで間合いを詰めていたナバスが、精いっぱい伸ばした左手の指先でディフレクトし、絶体絶命のピンチを逃れたのだ。

 その2分後にも、再びジョレンテのポストプレーから抜け出したエリクセンの右足シュートをストップ。二度に渡り、ホーム敗戦の危機からチームを救う決定的な仕事をやってのけた。

 このところはミスが少なくなく、一部で衰えを指摘する声もあるロリス。かたやどんなに活躍してもフロレンティーノ・ペレス会長の絶対的な信頼を勝ち取れず、常に放出が噂されるナバス。両GKがこの試合で見せたハイパフォーマンスには、そうしたネガティブな評価を覆すだけのインパクトがあった。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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