• トップ
  • ニュース一覧
  • 【浦和】ドロー決着の神戸戦はACL決勝進出のための布石か?指揮官はリーグ戦軽視の見方を否定

【浦和】ドロー決着の神戸戦はACL決勝進出のための布石か?指揮官はリーグ戦軽視の見方を否定

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2017年10月15日

遠藤、槙野の“代表組”は起用せず。

先発にいくつかの変更を加えて神戸戦に臨んだ堀監督。結果的には勝利には結びつかなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

[J1リーグ29節]浦和1-1神戸/10月14日/埼玉
 
 神戸をホームに迎えた一戦では、開始4分に相手GKのロングフィードから小川慶治朗に抜け出されて失点。19分には宇賀神友弥のシュートを矢島慎也がゴール前でコースを変えて押し込み、同点に追い付いたが、最後まで勝ち越し点は奪えなかった。
 
 来週水曜日(10月18日)にACL準決勝・第2戦の上海上港戦(第1戦はアウェーで1-1)を控える浦和は、日本代表として10日のハイチ戦にフル出場した遠藤航をベンチに座らせ、6日のニュージーランド戦と10日のハイチ戦にフル出場した槙野智章をベンチ外にし、左SBには怪我から復帰した宇賀神を約2か月ぶりにスタメン起用。また、4-1-4-1の右サイドハーフにはラファエル・シルバではなく、ズラタンを抜擢した。
 
 ただメンバーを多少なりとも入れ替えたせいか、この日の浦和は連動性に乏しく同点に追い付いた後は、なかなかチャンスを掴めない。試合終盤には興梠慎三やマウリシオが決定機を迎えたが、攻撃は単発に終わることが多く、堀孝史監督も試合後には苦戦を認めた。
 
「自分たちの今のリーグ戦の立ち位置を考えれば、勝点3が欲しいゲームでしたが、内容としては、引き分けることができて良かったというのが正直な気持ちです。多くの決定機を作られたわけではないですが、ボールを奪うことが難しく、自分たちの攻撃も機能しない部分がありました。粘り強く守備をして1点に抑えられたのはポジティブに考えて、中3日でACLを戦わなければならないので、コンディションを整えたいです」
 
 もっとも指揮官は「選手たちが次の試合(ACL)に向けて力を温存したということはないと思っています」と“リーグ戦軽視”の見方は否定した。
 
 来季のACL出場のためにはリーグ戦で3位以内に入る必要(天皇杯の他チームの結果次第ではリーグ4位でも出場権を得られる可能性はある)があり、残り5試合で8ポイント差を引っくり返さなくてはいけないだけに、神戸戦のドローは浦和にとっては痛い結果だったと言える。
 
 ただ、勝点3を逃した反面、数人の選手を“温存”できたという見方もできる。果たしてこの神戸戦がACL決勝進出の布石となるのか。水曜日に埼玉スタジアムで行なわれる運命の一戦は楽しみだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
【関連記事】
【J1採点&寸評】浦和 1-1 神戸|迫力欠く残念な一戦。「6」を上回る選手は見当たらず…
ポドルスキが“戦友”槙野とユニホーム交換。ACL準決勝を控える浦和にはエール
リーグではホーム3戦白星なし… 4日後のACL準決勝へ浦和指揮官「気持ちを入れて戦うだけ」
敵のウイングから見た浦和の「4-1-4-1評」。仙台の中野嘉大が感じた脅威と、その“裏”
チャンスをもらった槙野智章はハイチ戦をどう捉えた?「監督が見たかったのは…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ