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36年ぶりのW杯出場にペルーが国を挙げて一丸! リーグ戦中断に世界的人気バンドのライブも…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月15日

「ペルー・サッカー界の目標は明確だ」

キャプテンでエースのゲレーロ(左)を中心にチーム一丸でのワールドカップ出場を目指すペルー代表。文字通りの強力な援護がついた。 (C) Getty Images

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 36年ぶりのワールドカップへの切符を掴むべく、ペルー代表はまさに総力戦でニュージーランドとの大陸間プレーオフに臨む。
 
 現地時間10月14日、アルゼンチン紙『クラリン』は、ペルー・サッカー連盟が、同代表のワールドカップ出場を全面支援するため、国内リーグを約1か月に渡って中断することを決定したと伝えている。
 
 10日に行なわれたロシア・ワールドカップ南米予選の最終節でコロンビアと1-1で引き分けたペルーだが、ライバルのチリがブラジルに0-3と敗れたこともあり、5位の座を堅持。オセアニア予選首位のニュージーランドが待つ大陸間プレーオフへと進んだ。
 
 積年の悲願である世界最高の舞台へ、必勝を期すペルー。10月20日から11月15日の間に開催予定だった国内リーグ戦を延期とすることで、代表合宿により長い時間を費やすことができる。チーム強化と準備に万全の体制を敷く。
 
 アルゼンチン人監督リカルド・ガレカの母国メディアである同紙は、今回の決定について、「ペルー・サッカー界の目標は明確。それはロシアに行き、世界の列強の一員となることだ。ファンも1982年のスペイン大会以来の出場を切望している」と綴っている。
 
 これだけでは終わらない。ペルー連盟は国外組を長く拘束するため、11月の6日と14日にホーム&アウェー方式で開催予定だったプレーオフの日程を、11日と15日に変更するようFIFAに要請。ただ同紙によればこちらは承認待ちで、正式な回答は得られていないという。
 
 さらにペルーのワールドカップへの情熱によって動いたのは、サッカー界だけに留まらない。なんとアメリカの人気ロックバンドのライブ開催地も変更するに至った。
 
 この驚きの決定を伝えたのはアルゼンチン紙『ナシオン』だ。人気バンドのグリーンデイは、11月15日に首都リマにある国立競技場で4万人規模のライブを開催予定だったが、ペルー代表が同日に試合を行なう可能性があるため、開催地を別会場に移すことで合意したというのだ。
 
 ペルーのペドロ・パブロ・クチンスキー大統領もひと肌脱いだというこの決定だが、グリーンデイの反応も実に寛大だ。世界的メジャーバンドである彼らは次のような声明を発表している。
 
「俺たちはペルー代表の歴史的な一戦での幸運を祈ってるぜ。それに新しい会場は2010年に俺たちがライブをやった場所でもある。そこで祝賀会的なことをファンと一緒にやれたらいいね」
 
 36年ぶりの悲願達成に向け、国を挙げて大一番に臨むペルー。はたして彼らはオールホワイツ(ニュージーランド代表の愛称)を退けることができるのだろうか。
 
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