メッシの大爆発は必然だった!? エクアドル代表の5選手がドンチャン騒ぎで無期限追放に

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月14日

なんと大黒柱のひとりも規律違反を犯して…

開始早々に先制したエクアドルだったが、その後メッシに3点を奪われて大逆転負け。やはりチームを包む空気は緩み切っていたのか。(C)Getty Images

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 2017年10月10日は、アルゼンチン国民にとって忘れがたい一日になっただろう。鬼門だった敵地キトに乗り込んだ代表チームは、大エースのリオネル・メッシがハットトリックと大暴れし、エクアドルを3-1で撃破。最後の最後でワールドカップ南米予選の順位を3位に上げ、本大会行きを手繰り寄せたのだ。
 
 その対戦相手だったエクアドル代表チームで、とんでもない事件が起こっていた。
 
 エクアドルの地元紙『El Comercio』が伝えたところによると、「エクアドル・サッカー協会は代表チームの5選手に対して無期限の追放処分を言い渡した。名前は明らかにされていないが、規律違反がその理由で、そのうち2選手はアルゼンチン戦で先発を飾った選手だ」という。
 
 事の発端は、ラジオ局『La Red』のレポーターであるレイナルド・ロメロ氏のツイッターだった。10月5日のワールドカップ予選・チリ戦に敗れ、エクアドルは完全に本大会行きの道を断たれた。その翌日の金曜日夜から土曜日朝にかけて、件の5選手がチームの宿舎で友人などを大勢招いたパーティーを催し、夜通しのドンチャン騒ぎを繰り広げたのだという。
 
 チームを率いるホルヘ・チェリコ監督ほかスタッフは当然この事実を把握していたものの、来るアルゼンチン戦に向けた準備にひとまずは集中し、選手らに対する処分は試合後の協会の判断に委ねることとした。『El Coemrcio』紙は「チームの緩みが表面化した恰好だ。監督や協会の対応の遅さを含めて猛省を促したい。我々は(アルゼンチンとの)戦いを前にして敗れ去っていたのだ」と断じた。そして金曜日になって、エクアドル協会が明らかにしなかった5選手を同紙が特定した。
 
「ロベルト・アルボレダ、ジェフェルソン・オレフエラ、ガブリエル・コルテス、ジョアオ・プラタ、そしてエネル・バレンシアだ」
 
 なんと大黒柱のひとり、E・バレンシアも含まれていたとは……。エクアドル中に衝撃が走った。
 
  同じ10月13日の金曜日、エクアドル協会は正式声明をリリース。「5選手の処分は満場一致で決まった。今後このような問題を起こさないため、選手たちに向けた強いメッセージと捉えてもらいたい。彼ら5選手の再招集については慎重に議論を重ねる必要がある」と記した。
 
 メッシの大爆発、南米王者チリの敗退、ラダメル・ファルカオの談合疑惑など、南米予選の最終日はそこかしこで話題に事欠かなかった。そして極めつけが、このエクアドル代表のドタバタ劇。さすがはワールドカップ予選、驚きの連続である。
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