『天才』と謳われた元バルサのMFが闇闘鶏で逮捕! 最大で1年の懲役も…

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年10月12日

かつてはミドルスブラで10番を背負ったことも。

ブラジル代表として、01年に日本で行なわれたコンフェデレーションズカップに出場したロッケンバック。バルサ入団時には大きな注目を集めた。(C) Getty Images

画像を見る

 元ブラジル代表のファビオ・ロッケンバックが闇闘鶏に関与したとして逮捕されたとイギリス紙『サン』などが報じた。
 
 かつてバルセロナやミドルスブラに所属したMFは、ブラジル南部のリオグランデ・ド・スルで行なわれていた闇闘鶏に参加していたところを踏み込んだ警察官によって逮捕されたという。
 
 現場にいた147人のうちロッケンバックを含む57人が逮捕され、起訴されたと地元メディアは報道。これにより3か月から最大1年の懲役刑と、高額の罰金が課せられるようだ。会場では、89羽の雄鶏と2万4000ポンド(約348万円)の現金、ショットガン、薬物が押収されたことも報じられている。
 
 闘鶏とは、コックピットと呼ばれるリングで、脚に小型の刃物を括り付けた2羽の雄鶏が戦うもの。流血をともない、当然、死に至るケースもある。
 
 その残酷さ故に、動物愛護の面から1835年にイギリスで、そして1895年にはスコットランドで禁止されたものの、今もイギリスのアンダーグラウンド(地下街)には根強く残っており、海外にも普及している。
 
 とくにブラジルの農村部では、闘鶏が大きな収入源になっている地域もあり、巨額の掛け金が動いているのが現状だ。
 
 実は、この35歳の元セレソンも闇闘鶏と結びついたのは今回が初めてではなく、2011年にいくつかの闇闘鶏場が摘発された際にも疑惑を持たれ、彼の農場も警察に踏み込まれたことがあったようだ。
 
 ロッケンバックは19歳でバルセロナに在籍し、そこでは結果を残せなかったものの、2005年から2008年に在籍したミドルスブラでは背番号10を着け、68試合に出場した。その後はスポルティング、グレミオと渡り、2013年に中国で引退していた。
 
 かつてのスター選手の末路としてはあまりにもやるせない事件だった。

文・ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

 
【関連記事】
ハイチとのドローに韓国メディアが反応「危機のハリルホジッチ」「もはや東アジアに盟主はいない」
ファッションシーンのトレンドを取り入れるサッカー界の「髭イケメン」ナンバー1は?
屈辱まみれのアメリカ代表にOBらが激怒!「歴史上で最も恥ずかしい」「全土が目覚めなければ…」
飲酒運転騒動のルーニーが社会奉仕活動をスタート。 その“過酷な”労働内容とは…
「政府の立場に反することになる…」豪州がU-19北朝鮮代表を入国禁止に!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ