ノーゴールに終わるも…浅野拓磨が45分間で掴んだ手応えとは?

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サッカーダイジェスト編集部

2017年10月11日

望んでいたゴールはなくとも、浅野拓磨は自身の特徴を発揮した。

オープニングシュートを放った浅野拓磨。積極的なプレーが目立った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2017]日本 3-3 ハイチ/10月10日/日産スタジアム

 開始2分だった。中央に颯爽と切り込み、ハイチゴールへシュートを打ち込んだ。しかし、枠には飛ばず、得点には結び付かない。その後も、右サイドで”らしいプレー”を何度か見せた浅野拓磨だったが、結果を残せないまま、前半だけでベンチに下がる形となった。
 
 試合後、浅野は得点という最高のアピールが出来なかったことを悔やんだ。「一番はゴール前でどれだけ結果を残せるか。そこがアピールになってくるので、前線の選手が点を取った中でアピールには欠けたかなと思う」。
 
 ただ、浅野はゴールを奪えなかったことを反省しつつも、別の部分で手応えを掴んでいたと言う。それは自身の特徴を出せたことだ。
「もっと良くしていかないといけないけど(小林)祐希君や(酒井)高徳さんがボールを持った時の動き出しは、自分でもやろうと思っていた。なので、コンビネーションと言うよりも、自分の特徴を出そうと思っていたので、悪いモノではなかったと思う」
 
 この日の浅野は右サイドで何度も出足の鋭さを発揮。インサイドハーフの小林祐希と左SBの酒井高徳との連係もまずまずのものを見せた。
 
「もっと良くしていけるとは思いますけど、祐希君もしっかりとタメを作ってくれて、高徳さんも声を掛けながら攻撃参加をして、守備も助けてくれた。なので、そんなに悪くはなかった」
 
 この日の日本代表は先発が9人入れ替わり、コンビネーションを確認する時間として与えられたのは1、2日ほど。ゴールを奪えなかったとはいえ、その中で自らの特徴を出せたことは、ポジティブな材料だろう。11月の欧州遠征ではさらに成熟させ、浅野は次こそ“ゴール”という結果でハリルホジッチ監督を納得させる。

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