「とんでもない額を吹っかけられた」バルサ会長がコウチーニョ獲得交渉の真相を暴露

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月19日

「クラブ同士は互いをリスペクトしなければならない」。

切望したバルサ移籍がお流れとなったコウチーニョ。バルサは冬に再アタックする可能性はきわめて低い。(C)REUTERS/AFLO

画像を見る

 今夏の移籍市場を大いに賑わせた話題のひとつが、リバプールのMFフィリッペ・コウチーニョのバルセロナ移籍だ。
 
 結果的にマージ―サイド側が合計4度に渡るオファーのすべてを拒否し、交渉は決裂。すっかりバルサに入団できるものと信じ込んでいたコウチーニョは大いに落胆し、怪我もあってなかなかリバプールのトレーニングに参加しなかった。先週水曜日のチャンピオンズ・リーグ第1節(セビージャ戦)で、ようやく今シーズン初出場。その立ち居振る舞いがクラブ内外で反感を買っただけに、失地回復に向けて懸命の努力を続けている。
 
 この一連の騒動に関して、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が口を開いた。コウチーニョはメインターゲットのひとりだったと認めたが、リバプールの提示額があまりにも非現実的だったため、お流れになったのだと説明した。
 
「コウチーニョを追っていたのは確かだ。我々がいくらを提示したかを言うつもりはないが、リバプールは驚くべきことに、2億ユーロ(約256億円)を要求してきた。とんでもない額だよ。もちろん支払うつもりはなかったし、それが1億5000万ユーロ(約191億円)だったとしても同様だ」
 
 今夏のバルサは、ボルシア・ドルトムントからFWウスマンヌ・デンベレやMFパウリーニョ、FWジェラール・デウロフェウら即戦力の獲得に総額1億9250万ユーロ(約230億円)を投じた。ほぼそれと同額の違約金を要求されたというのだ。
 
 そしてバルトメウ会長は、ネイマールを2億2000万ユーロ(約282億円)で引き抜いていったパリ・サンジェルマンを引き合いに出し、こう続けた。
 
「クラブ同士は互いをリスペクトしなければならないし、秩序を持って交渉しなければならない。パリ・サンジェルマンは(UEFAからファイナンシャル・フェアプレー抵触の疑いで)調査を受けているようだが、はたしてどうなるか。ヨーロッパ中のクラブが事の推移を見守っているよ」
 
 スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、バルサはコウチーニョへの関心を完全に断ち切り、冬の再アタックも選択肢から消したと伝えられている。
【関連記事】
柴崎岳とデンベレはなぜ怪我をした? 地元メディアが問題視したのはヘタフェの…
バルサ移籍破談のコウチーニョがついに沈黙を破る「偉大なクラブからのオファーだった」
「ガクは1か月半程度、離脱するだろう」ヘタフェのオーナーが柴崎岳の見通しを明かす
柴崎岳の怪我の状況は? ヘタフェが画像付きで公式ツイッターを更新したが…
「左足に魔法をかけたかのような…」柴崎岳のゴラッソを欧米メディアはどう伝えたのか?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ