バルサは“ディバラの売り込み”に乗らず? 理由は「メッシとの共存が…」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月05日

二度に渡る売り込みにもなびかず?

ディバラ(右)は移籍を望んだが、バルサはメッシ(左)との相性を考慮して獲得を断念? 写真:Alberto LINGRIA

画像を見る

 今夏の補強に批判の声が絶えないバルセロナが、ユベントスのパウロ・ディバラからの“売り込み”を断っていたという。スペイン紙『アス』紙が『セスタ』の報道を伝えている。
 
 報道によると、バルサは現地時間8月17日にディバラ側と交渉。副会長がディバラの兄と会い、ユーベのフロントともコンタクトを取ったそうだ。
 
 ディバラの兄と代理人はバルサとの交渉で、本人が移籍を希望しており、ユーベも1億2000万ユーロ(約153億6000万円)での売却に合意していると伝えたという。
 
 この段階で、バルサはまだドルトムントからウスマンヌ・デンベレを獲得しておらず、パリSGに引き抜かれたネイマールの移籍金、2億2200万ユーロ(約284億円)の多くが残っていた。つまり、ユーベの希望額を支払える状況にあったのだ。
 
 しかし、バルサはこの話に乗らなかった。ロベルト・フェルナンデスSDがリバプールのフィリッペ・コウチーニョの獲得を優先させたからだ。ディバラはアルゼンチン代表でリオネル・メッシとプレーしているが、フェルナンデスSDは「2人は共存できない」と判断したという。
 
 また、コウチーニョ獲得が難しくなった8月30日にも、ユーベからディバラの売り込みがあったそうだ。だが、バルサはこの時も動かなかったとされている。
 
 結果バルサは、デンベレこそ手中に収めたものの、コウチーニョやパリSGのアンヘル・ディ・マリアを獲得できなかった。フェルナンデスSDはデンベレを獲得した際、「さらに1、2選手を獲得する」と明かしていたが、取引をまとめるには至らず。この夏のチーム作りには少なくない批判の声が上がっている。
 
 一方、ユーベで伝統の背番号10を受け継いだディバラは、セリエA開幕からの2試合で4ゴールと絶好調。今回の報道が事実であれば、バルサの首脳陣はほぞを噛む思いかもしれない。
 
【関連記事】
【プレイバックCL】R・マドリーの歴史的偉業とバルサのメイクミラクル
「バルサにフィットしない選手を獲った」シャビが古巣の補強戦略に不満
【夏の欧州移籍市場まとめ】マーケットを賑わせた高額選手たち――移籍金ランキング
【夏の欧州移籍市場まとめ】上手な金の使い方をしたのは? クラブ別収支ランキング
【夏の欧州移籍市場まとめ】”練習ボイコット”やまさかの”ドタキャン”も――移籍が叶わなかった選手たち

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ