本田圭佑、途中出場もチャンスを創出できず…パチューカは難敵ティファナに黒星

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年08月26日

数的不利が響いて敗れたパチューカ。本田は相手DFに潰され…。

気合十分といった表情でピッチに入った本田だったが、相手DFの密着マークに苦しんでチャンスを作り出すことが出来なかった。 (C) Getty Images

画像を見る

 現地時間8月22日、メキシコ・リーグ7節でパチューカは敵地エスタディオ・カリエンテでティファナと対戦した。
 
 この試合で注目を集めたのは、前節のベラクルス戦でメキシコ・デビューを飾り、さらにゴールまで挙げた本田圭佑だ。そんな日本代表MFは、この日もベンチスタートとなった。
 
 試合はホームのティファナが積極的なプレッシングと素早いパスワークで序盤から主導権を握る。
 
 さらに13分にパチューカのヴィクトル・グスマンが敵ゴール前で相手DFの足を踏んで一発退場を命じられ、試合は一方的な展開となる。
 
 数的不利となったパチューカは自陣ゴール前を固めてティファナの猛攻を何とか耐えていたが、42分に相手ストライカーのグスタボ・ボウに豪快な左足ボレーを決められてしまう。
 
 1点のビハインドを背負ったパチューカは、後半開始とともに本田を投入。背番号2はトップ下気味のポジションに入り、積極的にボールに絡もうとピッチを駆け回る。
 
 しかし、主導権を握ったのは数的優位のティファナ。1点をリードしていることで落ち着いたプレーを披露したショロス(ティファナの愛称)は、巧みに時間を経過させていった。
 
 何とか打開策を見出したいパチューカだったが、頼みの本田が相手DFの密着マークに苦戦し、前を向いてボールを持つことができず……。それによって攻撃の起点ができなかったこともあり、フィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いた。
 
 劣勢に立たされたパチューカ。それでもワンチャンスをモノにする。63分、敵ペナルティーエリア内でのルーズボールをホアキン・マルティネスがボレーシュートをゴール右下隅へ流し込んだのだ。
 
 同点とされた直後、ティファナは攻撃的なカードを切る。セリエAのローマやヴェローナなどで活躍したファン・マヌエル・イトゥルベを投入したのだ。これによりギアが上がったホームチームは、再びパチューカを守勢に回す。
 
 攻守の構図がハッキリとしたなかで、本田は懸命なポストプレーでチャンスを生み出そうと試みるが、相手DFの素早く、激しいチャージにことごとく潰されてしまう。

 残り時間が10分を切ったところで3バック気味の布陣にシフトし、攻撃の枚数を増やしたティファナの猛攻は、試合終了間際に結実する。86分、左CKからダミアン・ムストが豪快なオーバーヘッドでネットを揺らしたのだ。
 
 その後、CBを最前線に上げるパワープレーから同点を狙ったパチューカだったが、ティファナに弾き返されてしまい万事休す。試合は結局、2-1でホームチームが白星を飾った。
 
 数的不利という苦境のなかでの投入ということもあり、思うようなプレーができなかった本田。そんな日本代表MFは再び輝きを放つのか? 次節のグアダラハラ戦は、代表ウイーク明けの現地時間9月9日(日本時間9月10日午前9時)にキックオフする。
 
【関連記事】
ネイマール、パリSGの全得点に絡む貢献ぶり! 2得点のカバーニも称賛
復帰の大迫勇也は追撃ゴールの起点となるも、ケルンは3失点で開幕2連敗…
いまや20チーム中17チームが採用! なぜ、プレミアリーグで3バックが流行しているのか?
「誰よりも私の考えを理解している」大一番を前にエイバル指揮官が乾貴士をベタ褒め
テネリフェ地元紙が柴崎岳の代表復帰を祝福!「我々は君の活躍をずっと忘れない」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ