少年・稲本潤一はどんな理由で「ガンバ大阪」の門を叩いたのか

カテゴリ:特集

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年08月16日

小学校時代は「そこそこ足も速いストライカー」。

黄金世代連載の4番手は、満を持してこの名ボランチが登場。超ロングインタビューの模様は近日公開予定! 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 これまで小野伸二、遠藤保仁、小笠原満男と巡ってきた、当ウェブサイトの連載シリーズ『黄金は色褪せない』。次回登場するのは予告通り、日本サッカー界が誇るスーパーボランチ、稲本潤一だ。
 
 近日公開されるインタビュー記事の中から、サッカーファンの興味をくすぐるトピックスをふたつほど先出ししよう。今日と明日の2回に分けてお届けする。

【稲本潤一PHOTO】語り継がれるべきキャリアを厳選フォトで
 
 稲本と言えば、ガンバ大阪のアカデミーが輩出した最高傑作のひとりで、ジュニアユースチームの第一期生だ。以降、徹底した英才教育を受け、スケールの大きなボランチへと成長を遂げていく。ではなぜ、彼は産声を上げたばかりのクラブチームの門を叩こうと思ったのか。
 
 小学校時代は「そこそこ足も速いストライカー」で、関西トレセンにも選ばれていた逸材。キャリアを振り返れば、ひとつの大きなターニングポイントであるガンバとの出会いを、37歳のレジェンドはこう回顧した。
 
「中学に行って部活でやる選択肢もなくはなかったけど、ガンバに熱心に誘ってもらった。それだけ(笑)。まったく迷わず決めましたね。大阪トレセンで一緒にやってた連中もガンバに行くと聞いてたし、Jリーグがちょうど始まったタイミングで盛り上がってたのもあるし。そっちのほうが絶対に強いと信じ切ってましたから」
 
 毎日毎日、くどいくらいに基本の反復練習が繰り返された。止めて、蹴る。ボールを止める位置、止める角度など、それまで考えもつかなかった指導を受けたという。
 
「だから楽しかったんですよ。そういうところを口酸っぱく言われて、やっていくうちに自分がどんどん巧くなっていくのが分かった」
 
 ポジションはストライカーから攻撃的MF、ボランチへと瞬く間に下がっていったという……。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
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