「チームメートが信頼して、ボールを預けてもらえるようになった」
[J1リーグ21節]清水3-2C大阪/8月9日/アイスタ
後半開始からわずか2分、最近2試合連続中の長谷川悠に見せ場が訪れた。
右サイドでミッチェル・デュークからパスを受けた鎌田翔雅のクロスに、ニアサイドへ飛び込みヘッドで合わせたシュートがゴールネットを揺らす――。2点ビハインドからの追劇弾が決まったかに思われたが、判定はオフサイド。
長谷川自身はオフサイドポジションにいなかった。しかし、クロスが供給された時点で、ファーサイドにいた北川航也が、敵の最終ラインよりわずかに前へ出ていた。
北川がそのプレーに影響を与えたという微妙な判定に対し、長谷川は悔しそうな表情を浮かべた。とはいえ18節のG大阪戦から連続でスタメン起用され、自らのプレーに確かな手応えを感じていた。
「(オフサイドになった場面で)(鎌田)翔雅から良いボールが来たように、チームメートに信頼してもらってボールを預けてもらえるようになっている感触がある。縦パスも早いタイミングで入れてくれてるようになったし、チームにフィットしてきていると思う」
昨年7月に徳島から加入後、度重なる怪我に苦しんだ。それでも6月の天皇杯(対北九州戦)で今季公式戦初ゴールを奪うと、右肩上がりにコンディションを上げていった。
C大阪戦では、前節の鳥栖戦、前々節の横浜戦に続いてゴールは奪えなかった。それでも恵まれた体躯を生かしたポストプレーや競り合いの強さを披露。チームに勢いが芽生えた後半には、左足で強烈なシュートを放つなど、今後に期待感を抱かせるパフォーマンスを見せた。
「チームにとって自信になる勝利だった。個人としても、試合を重ねるごとに、試合後の疲労感が減ってきているので、試合にも慣れてきている」
J1のキャリアでは山形時代の2009年の10ゴールが最多記録。その数字に並ぶのは容易ではないが、この調子が続けば今後の覚醒(=ゴールラッシュ)も十分期待できるはずだ。
【清水 3-2 C大阪 PHOTO】北川の2発で、清水がホームで逆転勝利!杉本は不発…
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
後半開始からわずか2分、最近2試合連続中の長谷川悠に見せ場が訪れた。
右サイドでミッチェル・デュークからパスを受けた鎌田翔雅のクロスに、ニアサイドへ飛び込みヘッドで合わせたシュートがゴールネットを揺らす――。2点ビハインドからの追劇弾が決まったかに思われたが、判定はオフサイド。
長谷川自身はオフサイドポジションにいなかった。しかし、クロスが供給された時点で、ファーサイドにいた北川航也が、敵の最終ラインよりわずかに前へ出ていた。
北川がそのプレーに影響を与えたという微妙な判定に対し、長谷川は悔しそうな表情を浮かべた。とはいえ18節のG大阪戦から連続でスタメン起用され、自らのプレーに確かな手応えを感じていた。
「(オフサイドになった場面で)(鎌田)翔雅から良いボールが来たように、チームメートに信頼してもらってボールを預けてもらえるようになっている感触がある。縦パスも早いタイミングで入れてくれてるようになったし、チームにフィットしてきていると思う」
昨年7月に徳島から加入後、度重なる怪我に苦しんだ。それでも6月の天皇杯(対北九州戦)で今季公式戦初ゴールを奪うと、右肩上がりにコンディションを上げていった。
C大阪戦では、前節の鳥栖戦、前々節の横浜戦に続いてゴールは奪えなかった。それでも恵まれた体躯を生かしたポストプレーや競り合いの強さを披露。チームに勢いが芽生えた後半には、左足で強烈なシュートを放つなど、今後に期待感を抱かせるパフォーマンスを見せた。
「チームにとって自信になる勝利だった。個人としても、試合を重ねるごとに、試合後の疲労感が減ってきているので、試合にも慣れてきている」
J1のキャリアでは山形時代の2009年の10ゴールが最多記録。その数字に並ぶのは容易ではないが、この調子が続けば今後の覚醒(=ゴールラッシュ)も十分期待できるはずだ。
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取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)