【クラブユース選手権】久保建英が決勝弾! FC東京U-18が貫禄の連覇

カテゴリ:高校・ユース・その他

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2017年08月02日

前半は青赤軍団の攻撃を浦和がしのぐ展開に。

決勝ゴールを挙げた久保が歓喜の表情でベンチへ。写真:田中研治

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[日本クラブユース選手権(U-18)決勝]浦和ユース 0-2 FC東京U-18/8月2日(水)/味フィ西
 
 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の決勝戦が8月2日に行なわれ、昨年王者のFC東京U-18が浦和ユースを2-0で撃破。高校生年代のクラブユース日本一の座に2年連続で輝いた。

【日本クラブユース選手権決勝PHOTO】久保の決勝ゴールでFC東京U-18が2連覇!

 試合前に雨が降ったことで日中から気温はグッと低下し、動きやすいコンディションでキックオフ。浦和ユースが3-4-2-1、FC東京U-18が4-4-2を敷くなか、序盤はボールを丁寧に回しながら相手陣に入る意識が垣間見えた。
 
 一進一退の攻防が続くが、FC東京U-18が主導権を掴み始める。17分にはペナルティエリア手前で久保がボールを持つと、平川怜から杉山伶央へとつながってシュート。浦和GK河畑光が弾いたものの、相手を慌てさせるシーンを作った。
 
 一方の浦和は両ウイングバックをワイドに開かせて、ピッチ幅を上手く使いながら相手守備網に対抗する。すると24分、この試合初の決定機が到来。準決勝の山形戦でも先制弾を奪った井澤春樹が上手く抜け出してフィニッシュ。しかし、精度を欠いてゴール枠外に。
 
 すると流れは一気にFC東京U-18へ傾いた。2ボランチを基軸にした流麗なパスワークと前線からのプレス、セカンドボールの奪取によって相手を押し込む。
 
 また、スペースがあれば2トップの原大智と久保建英を走り込ませる多彩な攻撃パターンを披露。37分、38分と小林幹がスタジアムの盛り上がるチャンスを創出するなど、得点の匂いを漂わせていった。
 
 ただ、浦和も黙ってシュートを打ち込まれているだけではない。水際で身体を張って波状攻撃を防ぎ切ると、42分に10番を背負うシマブク・カズヨシがボールに絡んで井澤が強烈なシュート。ゴールを脅かす。
 
 FC東京U-18も応戦する。敵陣深くでのボール奪取から、その勢いのまま品田愛斗が原とのワン・ツーで抜け出してGKと1対1。しかし、これもGK河畑によって防がれてしまう。
 
 FC東京U-18が優勢を保ちながらも、浦和が河畑や主将の橋岡大樹を中心にしのぎ切る。テンションの高いゲーム展開で、スコアレスのまま前半は終了した。
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