W杯も経験した元スロベニア代表FWがJ1大宮からJ3の栃木へ完全移籍!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年07月26日

「パウリーニョ選手から栃木に関するいい話を聞いている」

大宮では振るわなかったN・ペチュニク。新天地では昇格に貢献できるか。写真:田中研治

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 J1の大宮アルディージャは7月26日、FWネイツ・ペチュニクがJ3の栃木SCに完全移籍することを発表した。同日、栃木もN・ペチュニクの加入を発表している。

 N・ペチュニクは、2015年にセルビアの強豪、レッドスター・ベオグラードからジェフ千葉に移籍。J2で39試合・14得点の結果を残すと、翌16年シーズンには大宮に移籍加入した。しかし大宮では鳴かず飛ばずで、昨季はJ1リーグ戦21試合・1得点に終わり、今季も18節終了時で6試合・0得点と振るわず。夏の移籍ウインドーを利用し、J3に新天地を求めることとなった。

 大宮は今夏、やはりJ1リーグ戦で7試合・0得点と振るわなかったドラガン・ムルジャも放出し、代わって韓国の済州ユナイテッドからマルセロ・トスカーノ、ポルトガルのモレイレンセFCからブラジル人MFのカウェ・セシリオ、ドイツ4部のハンブルクⅡから元U-23韓国代表DFのキム・ドンスを獲得。外国籍選手の顔触れが大きく変わった。

 一方、J3で現在4位につける栃木にとって、獲得したN・ペチュニクはJ2昇格への切り札として大いに期待が懸かる。スロベニア代表としてワールドカップ出場経験もあるストライカーの加入で、一気に昇格への気運も高まりそうだ。

 また、N・ペチュニクは大宮の公式サイトを通じ、次のコメントを残している。
「私が大宮アルディージャの選手でいられたことに対して、クラブに関わる全ての方に感謝しています。特に昨シーズンは、J1におけるクラブの最高成績を収めることができましたし、その一員であったことを非常に誇りに感じています。ただ、私個人のパフォーマンスや貢献度に関しては、私にとっても皆さんにとっても期待していた通りではなかったかもしれません。それでも確実に言えることは、毎分、毎秒、全力を尽くしてプレーしてきました。私はこれからも大宮アルディージャのサポーターであり続けますし、皆さんとともにクラブのJ1残留と目標達成を願いたいと思います。このタイミングでの移籍となり、皆さんの前で挨拶できずに申し訳ないですが、ファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。アリガトウゴザイマシタ」

 一方、栃木の公式サイトでも「(中略)J2昇格は、私にとっても唯一の目標。チームが目標を達成できるように、あらゆる努力をしたいと思います。友人であるパウリーニョ選手からも栃木SCに関する良い話を聞いていますし、私は今回の挑戦を楽しみたいと思います。オウエン、ヨロシクオネガイシマス」などとコメントしている。

 N・ペチュニクの略歴は以下の通り。
■ポジション:FW
■生年月日:1986年1月3日(31歳)
■身長/体重:189センチ/83キロ
■出身:スロベニア
■選手歴
ツェリェ(スロベニア) - スパルタ プラハ(チェコ) - ツェリェ - ナシオナル(ポルトガル) - クリリア ソヴェトフ(ロシア) - ナシオナル - シェフィールド ウェンズデイ(イングランド) - FKレッドスター ベオグラード(セルビア) - ジェフユナイテッド市原・千葉 - 大宮アルディージャ
■代表歴
2005年~2008年 U-21スロベニア代表
2009年~2015年 スロベニア代表
※2010年 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会出場
 
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