ハメスが「アンチェロッティとまた戦いたかった」。バイエルン移籍は監督が鍵に

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年07月13日

「多くの成功を手にしようと、強い意志とやる気に満ちている」。

バイエルン入団会見に臨んだハメス(中央)。アンチェロッティ監督(左)やルンメニゲCEO(右)も大きな期待を寄せる。

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 レアル・マドリーから2年レンタルでのバイエルン移籍が決まったハメス・ロドリゲスが、現地時間7月12日に本拠地アリアンツ・アリーナで記者会見に臨んだ。
 
 ここ2シーズンはマドリーでターンオーバー要員に甘んじ、今夏はマンチェスター・UやパリSG、チェルシー、ミラン、ユベントスなどへの移籍が騒がれたコロンビア代表MFだが、結局は11日にドイツ王者入りが急転直下で決まった。
 
 スペインの『アス』紙によると、レンタル料は年間500万ユーロ(約6億4000万円)、買い取り金額は3500万ユーロ(約44億8000万円)に設定されているという。
 
 ポルト、モナコ、マドリー、そしてコロンビア代表は10番だったが、バイエルンのエースナンバーはアリエン・ロッベンのもの。新天地では11番を背負うハメスは会見でこう語った。
 
「後退ではないよ。新たな挑戦だ。マドリーの扉が閉まったわけではないけど、いまバイエルンに来られてとても嬉しく思う。多くの成功を手にしようと、強い意志とやる気に満ちているよ。バイエルンは伝統があり、常に勝利を目指すクラブだ。そして僕自身も、勝利に貪欲なタイプだ。歴史に残る活躍がしたい」
 
 また、カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、「この移籍が完了して、我々全員が大変喜んでいる。ここミュンヘンで幸せを感じてほしい。そうすれば彼は自然と多くのゴールとアシストを積み重ねるだろう」とコメント。さらに、「全てが経済的に許容範囲内に収まった。私の妻と娘から、ハメス・ロドリゲスはハンサムだと聞いていたしね(笑)」と、経済的にもマーケティング的にも良い取引だったと語っている。
 
 今回のディールでキーマンとなったのが、ハメスが輝きを放ったマドリー1年目時代の指揮官で、獲得を強く望んだカルロ・アンチェロッティ監督だ。コロンビア代表MFも「いつかまた彼と一緒に戦いたかった。僕たちはお互いに良く理解し合っているし、僕がここ来るために彼はすごく努力をしてくれた」と絶賛した指揮官は、次のように語っている。
 
「ハメスが今日ここにいることは、特別な瞬間だ。素晴らしい攻撃的MFであり、そのクオリティーの高さはすぐに証明されるだろう。彼とともに我々はさらに向上できると確信している」
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