補強禁止なのに? アトレティコがスペイン代表MFを獲得へ!

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年07月07日

選手登録が可能になる18年1月までは古巣ラス・パルマスにレンタル。

アトレティコが獲得した力強いサイドアタックが魅力のビトーロ。来年1月まではレンタル先のラス・パルマスでプレーする。(C)Getty Images

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 セビージャに所属するスペイン代表MFのビトーロの、アトレティコ・マドリーへの移籍がほぼ決定した。あとは正式にサインをかわすだけ、という段階にあるという。

「交渉には応じない。我々に放出の意思がないからだ。それでもビトーロの獲得を望むなら、契約解除金(4000万ユーロ=約48億円)を支払わなければならない」

 セビージャのホセ・カストロ・カルモナ会長は、以前からそう明言していた。興味を示していたバルセロナは4000万ユーロを高すぎると判断し、早々に獲得を諦めたが、リーガの覇権奪還、そして悲願のチャンピオンズ・リーグ初制覇に向けて少しでも競争力を高めたいアトレティコは、契約解除金の支払いに応じ、獲得に漕ぎ着けそうだ。

 周知のとおり、アトレティコは過去に未成年選手の登録に規則違反があったとして、FIFAからこの夏の補強禁止処分を言い渡されている。ただ、チームのメンバーとして登録することはできないが、選手を獲得することは可能で、2年前に同様の処分を受けたバルサも補強禁止期間中にアルダ・トゥランとアレイシ・ビダルを獲得していた。

 バルサが当時、新加入のふたりを選手登録が可能になる1月まで“練習生”としてチームに置いたのに対して、アトレティコはレンタルに出す道を選択。受け入れ先はビトーロがカンテラ時代を過ごし、プロデビューを果たした古巣のラス・パルマスに内定している。

 試合勘を鈍らせたくないビトーロにとって、1月まで慣れ親しんだ故郷のラス・パルマスでプレーできるのは大きなメリットだろう。ただ、シーズンの途中でチームを変えるのはリスクを伴う行為であり、場合によっては調子を崩す危険もある。

 スペイン代表として来夏のロシア・ワールドカップ出場を狙うビトーロにとって、今回の移籍は大きな賭けと言えそうだ。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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