• トップ
  • ニュース一覧
  • 【蹴球日本を考える】名古屋との大一番を制した湘南に起きた変化。毎年の主力移籍に耐える術とは

【蹴球日本を考える】名古屋との大一番を制した湘南に起きた変化。毎年の主力移籍に耐える術とは

カテゴリ:連載・コラム

熊崎敬

2017年07月02日

曺監督がレバークーゼンを例に挙げて語った手応え。

福岡と勝点差なしの2位につける湘南。毎年主力を引き抜かれながらもJ1を窺う位置につける。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 湘南が昇格争いのライバル、名古屋との大一番を制し、4連勝を飾った。
 
 曺体制6年目の湘南は、過去5年間とは異なるカラーが見える。それは手堅い試合運びだ。過去3試合は1-0の完封勝ち。この日も2-0から追い上げられたが、終盤の劣勢を耐え抜いた。
 
 過去の湘南は、「暴れん坊」というニックネームの通り、攻め倒すプレースタイルを身上としていた。
 印象深いのは開幕14連勝を飾り、独走でJ2を制した2014シーズンだ。この時の湘南はボール支配率、シュート、決定機、スプリントで敵を圧倒。内容でもスコアでも敵を凌駕した。
 
 あの鮮烈なイメージは薄らいでいる。
 無理もない。当時の主力たちが、次々と引き抜かれたからだ。
 ウェリントン、遠藤航、永木亮太、菊池大介、三竿雄斗、岡田翔平、武富孝介(柏からレンタル)、丸山祐市(東京からレンタル)。
 このほとんどが、いまJ1の強豪で活躍している。つまり14年の湘南には、素晴らしいタレントがひしめいていたのだ。攻撃的な湘南でプレーしたからダイヤの原石が磨かれた、という見方も成り立つ。
 
 育成に定評がある湘南だが、これだけの穴を埋めるのは容易ではない。敵を圧倒する試合運びから、現実的な戦いに移行するのは当然だろう。
 試合後の曺貴裁監督も、ドイツのレバークーゼンの変化を例に挙げて「いつも敵を圧倒して勝つのは不可能。勝ち方の幅を広げるという意味では、例年以上に手応えを感じている」と語っていた。
【関連記事】
昇格争いライバル対決は湘南に軍配!名古屋は直近5試合で4敗と厳しい状況が…
【J2】日程・結果
【Jリーグ入場者数増減ランク】トップはC大阪で1万人増。昇格・降格組で明暗くっきり…
【J1】日程・結果
【FC東京】7月8日の鹿島戦は大きな分岐点に!?  味スタで“ダブル”を達成できれば…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ