先輩・中村俊輔と後輩・堂安律。藤本淳吾が「25番」でつながるふたりについて言及

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2017年07月02日

決勝点のアシストは中村俊輔のプレーを盗んだ。

決勝点を演出した藤本は、中村俊輔のプレーをイメージしたという。写真:川本学

画像を見る

[J1リーグ第17節]仙台2-3G大阪/7月1日/ユアテックスタジアム仙台
 
 G大阪はアウェーの仙台戦で大いに苦しんだ。2点を先行しながら同点に追いつかれ、厳しい展開で後半アディショナルタイムに突入。その状況を救ったのは、途中出場の藤本淳吾だった。
 
 ゴールからやや離れた中央寄りの位置のFKでキッカーを務めると、ゴールに向かうカーブがかかった鋭いボールを供給。意表を突く軌道に相手DFは反応が遅れ、ヘッドで合わせたファビオがゴールネットを揺らした。
 
 まさに値千金となった劇的ゴールのアシストを藤本が振り返る。
 
「よく最後ファビオが決めてくれた。ちょっと外側だったけど、誰も触らなくても直接入るコースで(蹴った)。あんだけラインが低かったら、ああいうボールで触れば1点になると思ったので。あそこはチャンスだと思って、集中してセットして(蹴った)」
 
 勝利に貢献した藤本だが、ある先輩のプレーを盗んだFKだったと話す。それは、桐光学園の先輩にあたり、横浜時代には背番号25を受け継ぎ、尊敬してやまない中村俊輔だ。
 
「俊さんがセルティックの時のビデオをちょうど見ていた。優勝決定の時かな、誰も触らなくて(ゴールに入った)。ああいうイメージが残っていて(FK蹴った)」
 
 藤本が見た映像は、2007年4月22日、勝てば国内リーグ優勝が決まるキルマーノックとの一戦だろう。
 
 中村が放ったFKは鋭い軌道を描き、ゴール前で味方が競り合ったが、誰も触らずそのままゴールへと吸い込まれた。ゴールとアシストという面では異なるが、ボールの軌道は藤本のFKも重なるところがあった。
 
 数あるゴール動画のなかでも、中村のゴールを選んだことについては「たまたま」と言う。それでも、尊敬してやまない先輩だけに小さくない意識があったと考えれば、セルティックの25番がファビオの決勝点につながる大きなヒントを与えたと言える。
【関連記事】
【J1採点&寸評】仙台2-3G大阪|浪速の雄が勝負強さを発揮!MOMは中盤のダイナモ
【G大阪】凄みを増した井手口陽介。自ら語る日本代表の2試合を経験した効果とは
G大阪がファビオの劇的ゴールで勝点3を獲得! 仙台は2点差を追いつくも最後に力尽く
【FC東京】7月8日の鹿島戦は大きな分岐点に!?  味スタで“ダブル”を達成できれば…
【J1】日程・結果

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ