1G1Aの関根が「24番」先輩の目前で躍動! 浦和がシーソーゲームを制し5試合ぶり白星

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年07月01日

2点を先行するも後半9分間で追いつかれる。

42分に先制点を奪った興梠。ミスキックだったがゴールネットを揺らし、胸を撫で下ろした。(C) SOCCER DIGEST

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[J1リーグ17節]浦和 4-3 広島/7月1日/埼玉

 ともにリーグ3連敗中の浦和と広島の対戦は、点の取り合いの末に4-3で浦和に軍配が上がった。

 試合は序盤から一進一退の攻防となったが、前半終盤に均衡が破れる。42分、柏木からの縦パスに反応した駒井が中央へ折り返しのパスを送ると、走り込んだ興梠が左足で合わせる。シュートはミスキックとなり、ボテボテのゴロとなったが、バウンドが上手く相手GKを越えゴールネットを揺らした。興梠の今季12点目で浦和が先制する。

 さらに浦和は45分、柏木からのパスを受けた武藤がペナルティエリア手前から右足を振り抜く。グラウンダーの鋭いシュートが突き刺さり、浦和がリードを2点差に広げて前半を折り返した。

 しかし後半に入ると、広島が猛反撃に打って出る。47分、柴崎のクロスから森島が中央へ折り返すと、皆川が左足で叩き込み、まずは1点を返す。

 さらに54分、左サイドからドリブルで持ち上がった柏が絶妙なタイミングで中央の皆川へパスを送ると、皆川がこれをスルー。ファーサイドで待ち構えていたアンデルソン・ロペスが左足でシュートを突き刺し、広島が瞬く間に同点に追いついた。

 広島の勢いは止まらない。72分、自陣でボールを受けた柏がロングドリブルでカウンターを発動。パスを受けたA・ロペスが今後は右足のシュートを叩き込み、広島がついに逆転に成功する。浦和は2点のリードをひっくり返されてしまった。

 しかし浦和は1点ビハインドとなって、李、ズラタンを投入して巻き返しを図る。カウンターの応酬となる白熱の展開となったが、流れを手繰り寄せたのは浦和だった。まずは85分、関根からのラストパスを受けたズラタンがGKの頭上を越すループシュートを決め同点とする。

 さらにアディショナルタイムに入り92分、ドリブルで仕掛けた関根が角度のない位置から右足を振り抜く。グラウンダーのシュートがゴールネットに突き刺さり、再び試合をひっくり返した。

 そして試合は、4-3でタイムアップ。後半は関根の1ゴール・1アシストの活躍もあり、浦和が逆転で広島を下した。試合にはかつて関根が背負う「24番」をつけていた原口元気も駆けつけており、先輩の目前で後輩が躍動する構図となった。

 これで浦和は連敗を3で止め、5試合ぶりの白星。逆に広島は4連敗となり、浮上のきっかけを掴めなかった。
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