レギュラー奪取に自信を覗かせるが…。
ブンデスリーガのシャルケに所属するDFの内田篤人は6月30日、成田空港で取材に応じた。
昨年の12月8日に行なわれたEL(ヨーロッパリーグ)グループステージ第6節のザルツブルク戦で右膝の怪我から1年9か月ぶりに復帰した内田だが、国内リーグでは出場なしと完全復帰には至らなかった。
シャルケでのポジション争いについては「去年の感じだったらちゃんとやれれば行けるかなと思う」と自信を覗かせる。しかし一方で、2シーズン連続でブンデスリーガの出場がない現状についての不安も明かしている。
「もちろん、今年チームに行ってみて8月いっぱい移籍市場が開いているので、これだけ長く怪我していて、チームの構想に入ってなかったらしょうがない。まだ2か月ありますけど、いつでも試合に出れるよという感じではないかもしれないです」
国内リーグでは4月16日のダルムシュタット戦(ブンデスリーガ第29節)にベンチ入りしたのみで、シーズンを通して出番なしに終わった。マルクス・ヴァインツィール前監督にベンチ外が続く理由を聞きにいったこともあったという。
「去年は自分から監督の下に行っていた。身体は自分の中ではできていると言いに行ったけれど、(14-15シーズンにヴァインツィール前監督が指揮を執っていた)アウクスブルグと対戦した時のインパクトが凄かったらしくて、『お前はもっとやれるはず。まだ100%じゃないんじゃないか』と言われました」
来年はロシア・ワールドカップが開催される。2015年3月以来遠ざかっている日本代表への復帰について、さらに今後のサッカー人生についても自身の考えを述べている。
「代表とかワールドカップがすべてじゃないし、どうやったら自分が1番サッカーが上手くなるのか考えて移籍もしていたし、チームも決めてきた。チームに残るのもそうだし、移籍するのもそう。(ワールドカップが)近づいてきたら目標はおくけど、全体的なイメージとしては自分がサッカー選手として成長していくにはどこが良いのか、何をしないといけないのかというのを基準にする」
クラブでも代表でも数々の国際大会を経験してきた内田の存在は、コンディションさえ整えば、シャルケでも日本代表でも重宝されるはず。完全復帰が待たれるが、今夏どのような決断を下すのだろうか。
取材・文:井本佳孝(サッカーダイジェストWeb編集部)
昨年の12月8日に行なわれたEL(ヨーロッパリーグ)グループステージ第6節のザルツブルク戦で右膝の怪我から1年9か月ぶりに復帰した内田だが、国内リーグでは出場なしと完全復帰には至らなかった。
シャルケでのポジション争いについては「去年の感じだったらちゃんとやれれば行けるかなと思う」と自信を覗かせる。しかし一方で、2シーズン連続でブンデスリーガの出場がない現状についての不安も明かしている。
「もちろん、今年チームに行ってみて8月いっぱい移籍市場が開いているので、これだけ長く怪我していて、チームの構想に入ってなかったらしょうがない。まだ2か月ありますけど、いつでも試合に出れるよという感じではないかもしれないです」
国内リーグでは4月16日のダルムシュタット戦(ブンデスリーガ第29節)にベンチ入りしたのみで、シーズンを通して出番なしに終わった。マルクス・ヴァインツィール前監督にベンチ外が続く理由を聞きにいったこともあったという。
「去年は自分から監督の下に行っていた。身体は自分の中ではできていると言いに行ったけれど、(14-15シーズンにヴァインツィール前監督が指揮を執っていた)アウクスブルグと対戦した時のインパクトが凄かったらしくて、『お前はもっとやれるはず。まだ100%じゃないんじゃないか』と言われました」
来年はロシア・ワールドカップが開催される。2015年3月以来遠ざかっている日本代表への復帰について、さらに今後のサッカー人生についても自身の考えを述べている。
「代表とかワールドカップがすべてじゃないし、どうやったら自分が1番サッカーが上手くなるのか考えて移籍もしていたし、チームも決めてきた。チームに残るのもそうだし、移籍するのもそう。(ワールドカップが)近づいてきたら目標はおくけど、全体的なイメージとしては自分がサッカー選手として成長していくにはどこが良いのか、何をしないといけないのかというのを基準にする」
クラブでも代表でも数々の国際大会を経験してきた内田の存在は、コンディションさえ整えば、シャルケでも日本代表でも重宝されるはず。完全復帰が待たれるが、今夏どのような決断を下すのだろうか。
取材・文:井本佳孝(サッカーダイジェストWeb編集部)