【岩本輝雄のオタクも納得!】横浜FCのハイレベルな“3人組”は一見の価値ありだ

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2017年06月28日

J1でもなかなかお目にかかれない個と個の勝負だった。

この日はノーゴールに終わったイバだけど、フィジカルの強さはもはやJ2レベルではないね。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2リーグ20節]横浜FC 0-1 湘南/6月25日/ニッパツ
 
 横浜FCがベルマーレをホームに迎えての一戦。J2の上位対決ということもあり、スコアこそ1-0だったけど、見応えのある好ゲームだったね。
 
 なによりも目を引いたのが、横浜FCのイバと、ベルマーレのバイアのバトル。以前からイバの身体の強さはJ2レベルではないと思っていて、この試合でも随所にパワフルなプレーを見せていたけど、それをシャットアウトしたバイアも見事。とにかく球際が激しくて、J1でもなかなかお目にかかれない個と個の勝負だった。
 
 試合の内容としては、お互いに長いボールを軸に攻撃を繰り出していたね。おそらく、短くつないで中央から崩すにしても、そこで引っかけられてカウンターを喰らうのを嫌がっていたからだと思う。
 
 まずは前線に当てて、そこからの落としを2列目が拾ってゴールを目指す。横浜FCならイバ、ベルマーレならジネイが基準点となって、味方を前向きにプレーさせる。
 
 もっとも、ベルマーレの1点リードで迎えた後半は、当然ながら、ホームの横浜FCが前に出てくる回数が増えてきた。ただし、なかなか同点ゴールが奪えずにいると、ベルマーレは相手が前掛かりになっているその隙を突いて、カウンターを仕掛ける。
 
 そこで2点目が早く決まっていれば、勝負はすぐに決していたと思うけど、ベルマーレも決定機をモノにできず、最後まで一進一退の攻防が続いた。
 
 結局、後半はどちらも譲らなかったけど、ペースはベルマーレが握っていたよね。お互いに前半から素早く攻守を切り替えて、アグレッシブに戦い抜いたとはいえ、そういうスタイルはベルマーレのほうが慣れているというか、一枚上手だった印象だ。
 
 同じようなサッカーがぶつかり合えば、その戦術の経験値の高いほうが勝つ。その意味では、ベルマーレの勝利は納得がいった。
 
 一方、残念ながらホームで手痛い黒星を喫して、順位も3位から7位に落ちてしまった横浜FCだけど、個々を見ると、楽しみなタレントがいると思ったよ。

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