2014年にレディングで現役を引退した元チェルシーのDF、ウェイン・ブリッジは現在、テレビ出演や慈善イベントなどの活動を行なっているが、そんな元イングランド代表は現地時間６月22日、現役時代に起きてしまった“あの出来事”について回顧している。


　昨年11月には、英国の恋愛リアリティー番組『私はセレブリティー』に出演するなど、ブリッジはピッチを離れて、自身の活動範囲を広げている。
 
　英紙『サン』が伝えたところによれば、ブリッジは今年10月13日に、元イングランド代表FWのポール・ガスコインの娘で、モデルのビアンカさんとボクシングで対決するというのだ。
 
　この仰天カードはもちろん本気によるものではなく、パーキンソン病患者を支援するためのチャリティーイベントの一環なのだが、同紙は「グローブをはめ、ピッチではなく、リングに戻る」とブリッジの精力的な活動っぷりを伝えた。
 
　さらにサン紙は、ブリッジがチェルシー時代のチームメイトで、一大スキャンダルを巻き起こした間柄にあるジョン・テリーとの関係性についても、本人のコメントをまじえて綴っている。
 
　その大スキャンダルが起きたのは2010年１月。当時、マンチェスター・Cに所属していたブリッジと結婚目前だった恋人のヴァネッサ・ペロンセルさんが、チェルシー時代のチームメイトであるテリーと不倫していたことが発覚したのだ。
 
　両者がイングランド代表でもチームメイトで、さらに家族ぐるみの仲だったため、いわゆる“ゲス不倫”として大きな話題となり、騒動発覚直後の対戦では、ブリッジがテリーの握手を拒むなど、関係が破たんしたことが明らかとなっていた。
 
　サン紙の取材に対してブリッジは、「僕のキャリアにおいての汚点は、良いプレーよりも、握手を拒んだことが常に取り上げられることにある」と嘆き、テリーの手を払った日のことを振り返っている。
 
「あの一件について話すのは、あらゆる憶測を呼ぶから難しいんだ。でも、僕が言えることは、あの試合でチームを信じることができなくなったということだよ。人間不信に陥っていたからね。でも、あの時のシティのみんなは最高だった。『この試合は絶対に勝つ』という姿勢でいてくれたんだ」
 
　ちなみにそのチェルシーとマンチェスター・Cの試合では、４-２で後者が勝利。ブリッジはテリーに対し、屈辱を晴らしている。
 
　前述の通り、引退後はタレント活動に精を出しているブリッジ。2013年４月には、歌手のフランキー・サンドフォードさんと婚約して２児の父となっている。第２の人生は順風満帆なようだ。

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