後半ロスタイムに失点…。守備に課題を残した欧州王者。
現地時間6月18日、コンフェデレーションズカップのポルトガル対メキシコの一戦が、ロシアのカザンで行なわれた
グループの行方を左右する両国の対戦は、立ち上がりはメキシコが素早いボールで欧州王者を押し込むことに成功する。しかし、15分を過ぎてからギアが掛かりはじめたポルトガルが徐々に相手ゴールに迫ると、21分、試合結果を揺るがすシーンが生まれる。
バイタルエリアからC・ロナウドが放ったミドルシュートがクロスバーを叩く。しかし、そのこぼれ球を拾ったA・ゴメスがシュート性のボールをゴール前に供給。これをペペが流し込んでネットを揺らした。
この待望の先制に歓喜するポルトガルの面々だったが、ピターナ主審が試合を止めて、リプレイの確認を要求。その結果、ゴールはオフサイドとなって判定が覆ったのだ。
今大会初となるビデオ判定によって得点を取り消されたポルトガルだったが、その後も高まった集中力は途切れることはなく、再び絶好機を作り出す。
34分、ハーフウェーライン付近からC・ロナウドが敵ゴールへ突進。背番号7は、一度、ボールコントロールを誤ってシュートチャンスを逸するも、右サイドでフリーとなっていた味方へ流す。これを受けたカレスマが相手守護神のオチョアをワンフェイントでいなして、無人のゴールへと流し込んだ。
一方、序盤に流れを掴みながら攻め手を欠いていたメキシコだったが、前半終了間際に相手の一瞬の隙を突く。
42分、敵ゴール前で相手DFゲレイロのクリアミスを拾ったベラがゴール前に折り返すと、このボールにエースのエルナンデスがダイビングヘッドで合わせて同点弾を叩き込んだ。
1-1で迎えた後半も前半と同様にメキシコがボールを支配。一方のポルトガルはカウンターから隙を伺うという展開で進行。時間の経過とともに互いに激しくぶつかり合うシーンも見られた。
ポルトガルは58分にアドリエンとマルチンスを投入し、布陣を4-4-2から4-3-3に変更。これが功を奏して相手を守勢に回すことに成功。75分以降は敵陣でボールを回し続け、76分にはカレスマがミドルシュートを放ったが、相手GKの正面を突いた。
それでもメキシコの堅牢を崩すことができなかったポルトガルは、82分にカレスマに代えて、今夏にミランへ移籍した新星FWのA・シウバを送り出す。そして、この攻撃的采配が実を結ぶ。
86分、右サイドをマルチンスが突破し、敵ゴール前にグラウンダーのクロスボールを送り込むと、相手MFエレーラが処理を誤る。これを果敢に攻め上がっていたポルトガルのSBセドリクがさらってシュート。これが相手DFに当たってネットに吸い込まれた。
このシーンでも、再びビデオ判定の確認が行なわれたが、今度は判定が覆らずに試合は続行された。
勝ち越しに成功してC・ロナウドを以外のメンバーを自陣に下げたポルトガルに対して、食い下がるメキシコは、後半ロスタイムにセットプレーから欧州王者に牙をむく。
91分、CKから相手CBフォンテの熾烈な競り合いを制したモレーノが頭で合わせると、この渾身の一撃がポストに当たってネットが揺れたのだ。
ポルトガルが先手を奪いながら、メキシコが2度に渡って土壇場で追いついて見せた試合は、結局2-2でタイムアップ。この結果、グループAは初戦を終えた時点で、開催国のロシアが首位。2位にはポルトガルとメキシコが並び、ニュージーランドが最下位となった。
【コンフェデ杯・グループステージ第1節】
グループA
ポルトガル 2-2 メキシコ
得点:ポ=カレスマ(34分)、セドリク(86分) メ=エルナンデス(42分)、モレーノ(91分)
【コンフェデ杯登録メンバー】ポルトガル代表
【コンフェデ杯登録メンバー】メキシコ代表
グループの行方を左右する両国の対戦は、立ち上がりはメキシコが素早いボールで欧州王者を押し込むことに成功する。しかし、15分を過ぎてからギアが掛かりはじめたポルトガルが徐々に相手ゴールに迫ると、21分、試合結果を揺るがすシーンが生まれる。
バイタルエリアからC・ロナウドが放ったミドルシュートがクロスバーを叩く。しかし、そのこぼれ球を拾ったA・ゴメスがシュート性のボールをゴール前に供給。これをペペが流し込んでネットを揺らした。
この待望の先制に歓喜するポルトガルの面々だったが、ピターナ主審が試合を止めて、リプレイの確認を要求。その結果、ゴールはオフサイドとなって判定が覆ったのだ。
今大会初となるビデオ判定によって得点を取り消されたポルトガルだったが、その後も高まった集中力は途切れることはなく、再び絶好機を作り出す。
34分、ハーフウェーライン付近からC・ロナウドが敵ゴールへ突進。背番号7は、一度、ボールコントロールを誤ってシュートチャンスを逸するも、右サイドでフリーとなっていた味方へ流す。これを受けたカレスマが相手守護神のオチョアをワンフェイントでいなして、無人のゴールへと流し込んだ。
一方、序盤に流れを掴みながら攻め手を欠いていたメキシコだったが、前半終了間際に相手の一瞬の隙を突く。
42分、敵ゴール前で相手DFゲレイロのクリアミスを拾ったベラがゴール前に折り返すと、このボールにエースのエルナンデスがダイビングヘッドで合わせて同点弾を叩き込んだ。
1-1で迎えた後半も前半と同様にメキシコがボールを支配。一方のポルトガルはカウンターから隙を伺うという展開で進行。時間の経過とともに互いに激しくぶつかり合うシーンも見られた。
ポルトガルは58分にアドリエンとマルチンスを投入し、布陣を4-4-2から4-3-3に変更。これが功を奏して相手を守勢に回すことに成功。75分以降は敵陣でボールを回し続け、76分にはカレスマがミドルシュートを放ったが、相手GKの正面を突いた。
それでもメキシコの堅牢を崩すことができなかったポルトガルは、82分にカレスマに代えて、今夏にミランへ移籍した新星FWのA・シウバを送り出す。そして、この攻撃的采配が実を結ぶ。
86分、右サイドをマルチンスが突破し、敵ゴール前にグラウンダーのクロスボールを送り込むと、相手MFエレーラが処理を誤る。これを果敢に攻め上がっていたポルトガルのSBセドリクがさらってシュート。これが相手DFに当たってネットに吸い込まれた。
このシーンでも、再びビデオ判定の確認が行なわれたが、今度は判定が覆らずに試合は続行された。
勝ち越しに成功してC・ロナウドを以外のメンバーを自陣に下げたポルトガルに対して、食い下がるメキシコは、後半ロスタイムにセットプレーから欧州王者に牙をむく。
91分、CKから相手CBフォンテの熾烈な競り合いを制したモレーノが頭で合わせると、この渾身の一撃がポストに当たってネットが揺れたのだ。
ポルトガルが先手を奪いながら、メキシコが2度に渡って土壇場で追いついて見せた試合は、結局2-2でタイムアップ。この結果、グループAは初戦を終えた時点で、開催国のロシアが首位。2位にはポルトガルとメキシコが並び、ニュージーランドが最下位となった。
【コンフェデ杯・グループステージ第1節】
グループA
ポルトガル 2-2 メキシコ
得点:ポ=カレスマ(34分)、セドリク(86分) メ=エルナンデス(42分)、モレーノ(91分)
【コンフェデ杯登録メンバー】ポルトガル代表
【コンフェデ杯登録メンバー】メキシコ代表