期待外れの声に苦しんだマンCのストーンズ、“見知らぬ”相手選手に勇気付けられていた

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月13日

「ストライカー、DFと様々で、尊敬と愛情に溢れた内容だった」

力不足と酷評されたストーンズだが、マンチェスター・Cでの2年目を巻き返しのシーズンとすることができるか。 (C) Getty Images

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 名将ジョゼップ・グアルディオラを新監督に迎え、大きな期待をかけられていたにもかかわらず、無冠に終わった2016-17シーズンのマンチェスター・シティ。当然ながら、終戦後にはネガティブな評価がチームには下されたが、それは監督、そして選手に対しても同様だった。


 なかでも、DFとしては史上最高額となる5千万ポンドの移籍金でエバートンから加入したジョン・ストーンズには、幾つかのメディアが「なぜ、彼にあれほどの金をかけたのか理解に苦しむ」と酷評したものである。
 
 シーズン中からひっきりなしに厳しい声を浴びせられ続けたこのイングランド代表CBは『ESPN』に対し、シーズン中のあるエピソードを明かしている。
 
「喋ったこともない選手から、メッセージを貰ったんだ。誰かは言わないけど、ストライカー、DFと様々だったよ。内容は、尊敬と愛情に溢れたものだった。自分のやり方を変えることなく、今の調子で続けていけばいいとね」
 
“見知らぬ敵”からの励ましは、23歳のストーンズを大いに感激させたようである。
 
「他のチームの選手からこんなことを言ってもらえるなんて、とても素晴らしい気分だった。これで僕は勇気付けられ、自分に自信を持つことができたんだ」
 
 ビッグクラブでの1年目では、苦しみを味わったストーンズだが、ピッチ上の仲間から元気付けられた現在では、ポジティブに物事を考えている。
 
「子どもの頃は多くの大会で優勝したけど、プロとしては何も勝ち取っていない。バーンリーやエバートンで、タイトルを獲るのがどれほど難しいことかを思い知った。だからこそ、マンCに移籍してきたんだ。ペップというベストな監督の下でトロフィーを手にするためにね」
 
「早く優勝メダルを自分の首に巻きたい」と、タイトルへの渇望を強調するストーンズは、来シーズンもペップにとってのファーストチョイスであることは間違いない。このスペイン人指揮官は、ストーンズのDFとしての才能と同様に、高い足元の技術を評価しているからだ。
 
 また別の根拠としては、来シーズン、ストーンズは背番号が24から5へ変わる。今シーズンでチームを退団した、パブロ・サバレタのナンバーを受け継いだのだ。クラブの黄金期を支えたアルゼンチン代表DFの後継者として、期待されていることが窺い知れる。
 
「このクラブに限らず、世界中の偉大な選手が付けてきた偉大なナンバー。それを付けるにあたって、サバレタと直接話して許可を得た」と語るストーンズは来シーズン、真価を見せ付けて、全ての人々を納得させられるか。要注目だ。
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