かつて「壊滅的。本当に最悪だ」と愚痴をこぼしていた生活にも慣れたということなのだろうか？ マンチェスター・Uの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、仮住まい先のホテルでの生活の延長をクラブに申し出たという。英紙『サン』が伝えた。
 
　家族をロンドンに残して、昨夏にマンチェスターで単身赴任生活を始めたモウリーニョ。マンチェスター・U御用達の高級ホテル『ローリー』のスイートルームで、何不自由のない生活を送っているように思われた。
 
　しかし、モウリーニョは昨年10月の時点で、「レストランに行きたくても行けないし、もう少し誰かと話したいけど、それもできない。マンチェスターでの生活は壊滅的だね。本当に最悪だ」と嘆き、生活苦を吐露していた。
 
　それにも関わらず、モウリーニョはマンチェスター・Uに対して、もう１年はホテル住まいを受け入れることを提案したというのだ。
 
　サン紙は、「モウリーニョは当初、マンチェスター市内の高級フラット住宅に移ろうとしていたが、今はホテル住まいに満足している」とし、ポルトガル人指揮官が暮らしているスイートルームについてリークしている。
 
　同紙によれば、ローリーのスイートルームは一泊816ポンド（約11万4240円）で、モウリーニョは年間宿泊費の29万8000ポンド（約4172万円）をクラブに請求していたという。
 
　さらに同紙は、「リバーサイド（部屋の名前）は、WiFiが常備され、大型テレビ付き。さらに堂々とくつろげるソファーとベッドがいくつもあり、専用の巨大バスルームに、ルームサービスも24時間利用可能だ」とその贅沢ぶりを綴った。
 
　プレミアリーグでは６位に終わったが、リーグカップとヨーロッパリーグで優勝したシーズン終了後には、「私のキャリアにおいて最も難しいシーズンだった。最後の日はフットボールにうんざりして、飽きてしまっていた」と疲労困憊な様子だったモウリーニョ。ストレスの絶えなかった智将にとって、高級ホテルでの生活は憩いの場となったのかもしれない。