本人は古巣復帰を希望も… エバートンがルカクをマンUに売却?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年04月21日

プレミア得点王争いで首位に立つルカク。今夏のステップアップを希望。

今夏のビッグクラブへの移籍が予想されるルカク。本人は古巣チェルシーへの復帰を希望しているようだ。(C)Getty Images

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 夏の去就に注目が集まるロメル・ルカクは、チェルシー復帰を希望している。だが、エバートンは過去の因縁からマンチェスター・Uへの放出を望んでいるようだ。現地時間4月19日、イギリスの『テレグラフ』紙が報じた。
 
 今シーズンのプレミアリーグで24得点をマークしているルカク。ハリー・ケイン(トッテナム)に4ゴール差をつけてゴールデンブーツ争いをリードするベルギー代表ストライカーは、エバートンとの契約延長を拒み、今夏のステップアップ移籍を目指している。
 
 新天地の有力な候補とされているのがチェルシーだ。ブルーズは、中国移籍の噂が絶えず、退団が騒がれるジエゴ・コスタの後釜に据えたい考えのようだ。本人も前向きのようで、テレグラフ紙はルカクが友人に古巣への復帰希望を打ち明けたと報じた。
 
 だが、エバートンはチェルシーへの売却を望んでいないという。2年前にジョン・ストーンズの移籍をめぐって対立したからだ。
 
 当時、エバートンはチェルシーからのオファーを幾度となく退け、トランスファー・リクエスト(選手が現所属クラブに対して移籍願望を正式に示すこと)まで出したストーンズの移籍を認めなかった。結局ストーンズはエバートンに残留し昨夏、ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したマンチェスター・Cへ加入した。
 
 このストーンズ移籍をめぐる“遺恨”から、エバートンはチェルシーではなく、もうひとつの候補とされるマンチェスター・Uへルカクの売却を望んでいるというのだ。
 
 だが、ルカク本人がチェルシー移籍を望んでいるのに加えて、マンチェスター・Uの現状もエバートンを苦しめるかもしれない。
 
 ジョゼ・モウリーニョ監督が前線に強力なアタッカーを望んでいるのは確かだが、チェルシー時代にルカクはこの指揮官の下、出場機会に恵まれなかった。また、マンチェスター・Uの本命は、アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンと言われている。
 
 エバートンは、2019年まで契約を残すルカクの移籍に1億ポンド(約140億円)を求めるとも言われており、大金が動くのは確実。マンチェスター・Uをはじめビッグクラブによる争奪戦が予想される中、本人の望み通り古巣復帰は叶うのだろうか。
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