【U-20代表】神谷優太が是が非でも本大会行きを勝ち取りたい理由

カテゴリ:日本代表

橋本啓(サッカーダイジェスト)

2017年04月18日

アジア選手権で思わぬアクシデントに見舞われ…。

W杯メンバー発表前、最後の国内合宿に招集された神谷。世界大会行きへアピールを誓う。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 5月に行なわれるU-20ワールドカップのメンバー発表前、最後の国内合宿が千葉県内でスタートした。「これがメンバー発表前最後。良い形で終えたい」と意気込みを語った神谷優太(湘南)は、3月の国内合宿、ドイツ遠征に続いての招集。登録メンバー入りへの有力候補のひとりだ。

 ただ、主戦場のボランチは、原輝綺(新潟)や坂井大将(大分)、森島司(広島)、市丸瑞希(G大阪)らのタレントがひしめく。この“激戦区”で生き残るためにも、最後の最後までアピールは不可欠だ。

「ワールドカップが近いですし、チームのコンセプトをしっかり考えながらやっていかないといけない」

 こう語る神谷には、是が非でも本大会行きを勝ち取りたい理由がある。「最後までやり切れなかったのは悔しかった」と回想するように、昨年のU-19アジア選手権で思わぬアクシデントに見舞われたことが、その最たるものだ。

 神谷は、アジア選手権のグループリーグ初戦(イエメン戦)に続き、2戦目のイラン戦にも先発出場。しかし、相手との接触プレーで左膝を負傷し、その後の検査結果により膝の骨折が判明したため準々決勝後にひとりチームを離れた。

 当時は気丈に振る舞っていたが、初優勝したチームの力になれなかったことへの悔しさも当然ながらあっただろう。「(メンバー入りへの)思いは誰よりも強い」と自負するのも、こうした背景があるからに他ならない。

 「チームのことをしっかりやっていれば個人的な結果もついてくると思う。チーム全体のことを考えつつ、ゴールを狙うなり持ち味を出していきたい」

 メンバー入りを勝ち取り、チームの一員として日本を上位に導く――。世界舞台で神谷が思い描く野望は、果たして現実のものとなるか。

【U-20 日本代表候補@千葉】U-20ワールドカップへ生き残りをかける選手たち

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
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