【ミラノ・ダービー採点&寸評】スソが長友に苦戦するも2ゴールに絡む!

カテゴリ:メガクラブ

手嶋真彦

2017年04月15日

インテルにとっては負けに等しいドローに…。

スソ(右)は長友(左)の密着マークに苦心しながらも、最終的には2得点を演出した。写真:Alberto LINGRIA

画像を見る

画像を見る

【インテル|採点&寸評】
チーム 5.5
指揮官の選手交代策が裏目に出た負の影響もあり、結局2点のリードを守り切れず。同点ゴールを奪われたのはロスタイムの97分で、限りなく黒星に近い引き分けだ。連敗は2で止めたとはいえ、嫌なムードは断ち切れず、ヨーロッパリーグの出場権獲得もいよいよ危うくなってきた。
 
監督 ステーファノ・ピオーリ 5
味方同士の関係性が整理され、安定感を高めていた左サイドの守備に、ペリシッチの交代後は綻びが生じるようになり、守備固めのムリージョ投入後に2失点。攻撃的なカードを増やした捨て身のミランに流れを奪われ、そのまま取り戻せなかった。
 
[GK]
1 サミール・ハンダノビッチ 6.5
前半を無失点で乗り切れたのは、8分と34分の飛び出しで逆襲からのピンチを防いでみせたこの守護神の功績が大。66分にはデウロフェウの強烈なミドルをセーブしてみせた。
 
[DF]
33 ダニーロ・ダンブロージオ 6
カンドレーバとの連動性が良く、思い切った攻め上がりから敵陣に爪痕も。後半はデウロフェウを厳重に警戒し、その危険人物を自由にさせなかった。好調を続けている。
 
17 ガリー・メデル 6
前半の劣勢だった時間帯には、スプリントの勝負でデウロフェウらに振り切られるシーンも。チーム全体が敵襲への対応力を高めた後半は、61分のシュートブロックを含めて大いに挽回。
 
25 ミランダ  6
最初の失点シーンでは目の前でクロスを押し込まれているとはいえ、冷静沈着かつクリーンなディフェンスは最後まで乱れなかった。
 
55 長友佑都  6
カラブリアの攻め上がりに気を配りつつ、スソに振り回されながらも決定的な働きは許さなかった。ペリシッチの交代後は組織的な守りに綻びが生じており、1失点目のクロスを止められなかった責任を問うのは酷というもの。細かい精度に不満もあるとはいえ、1月28日以来およそ2か月半ぶりとなった先発出場のチャンスを無駄にはしなかった。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【関連記事】
“中華ミラノ・ダービー”はミランがラストプレーで追いつき劇的ドロー! インテルは長友が奮闘
「チャイナ・ミラン」の未来は? 新首脳陣がドンナルンマやスソの去就、大物獲得の可能性に言及
ついにミランも中国資本に…セリエA「外資参入」の背景とは?
北朝鮮の知られざる「エリート育成法」とは? セリエAで初ゴールを奪うFWも!
C・ロナウド、ドイツ誌が報じた強姦容疑を完全否定! 「作り話」として対抗措置を示唆

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ