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【岩本輝雄のオタクも納得!】メリハリが効いている今季の甲府。兵働、小椋、ボザニッチのトライアングルに注目!

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2017年04月13日

中盤の3人がチーム全体に安定感をもたらしていた。

6節を終えて、2勝2分2敗の勝点8で12位につける甲府。ここ3試合は負けなしと調子を上げてきていて、良い意味で周囲の予想を裏切る戦いぶりを披露している。(C)SOCCER DIGEST

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[J1リーグ6節] 川崎 1-1 甲府/4月8日/等々力
 
 優勝候補の川崎を相手に、甲府はアディショナルタイムに先制することができたけど、最後の最後で追いつかれて、引き分けに終わってしまった。
 
 それでも、アウェーで貴重な勝点1を奪った甲府の戦いぶりは見事だった。
 
 とにかく、中盤の3人のパフォーマンスが良かった。アンカーに兵働を据えて、インサイドハーフに小椋とボザニッチを並べるトライアングルが機能していた。
 
 実績十分の彼ら3人はお互いの距離感やバランスが良くて、今奪いに行くのか、ステイするかの判断も抜群で、あえて相手に持たせて罠にハメるようなディフェンスも上手い。パスワークの部分で極端にミスが少なくて、寄せられても慌てず、確実につなぐから、チーム全体に安定感をもたらすことができていた。
 
 なかでも、攻守にフル回転の働きを見せていたのが兵働だった。状況に応じて、何をすべきかを的確に選択して、それを実行する。一つひとつのプレーが気が利いていて、豊富な経験に裏打ちされた仕事ぶりだった。
 
 個人的には、兵働には頑張ってほしいと思っている。J1の清水や柏で活躍した後、J2の千葉や大分、水戸でプレーも、今季は久しぶりにJ1の舞台に戻ってきた。
 
 開幕前のキャンプで少しだけ話をして、いくつか戦術的なことを聞いたけど、すでにイメージは固まっていたと思う。モチベーションもすごく高そうだったし、楽しみにしていた選手のひとりだった。
 
 その意味では、小椋にも注目していた。ガンバを契約満了で退団して、甲府への練習参加を経て、契約を勝ち取ってみせた。本人には期するものがあったはず。そういう強い想いが、今の活躍につながっているんじゃないかな。
 
 元々はボランチだけど、持ち前のボール奪取力と高い危機察知能力は、ひとつ高い位置でも存分に生かされている。ウイングバックが上がった際にできるスペースも、しっかり埋めてみせる。そこが空いてしまうと、3バックが引き出されて、ゴール前が手薄になる。そうした状況にならないようにしているのが、小椋の献身性だと思うよ。

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