辞任と復任が繰り返されたパレルモ時代。負のスパイラルは新天地でも…。
現地時間4月10日、ジェノアがアンドレア・マンドルリーニ監督の解任とイバン・ユリッチ元監督の復任を発表した。今年1月にジェノアに加入したスウェーデン代表MFのオスカル・ヒリエマルクは、この知らせを聞いて「またか…」と嘆息したのではないだろうか。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、セリエA挑戦からの2年弱でヒリエマルクが指導を受けた指揮官は、なんと11名に上るという。
その11名のうち9名が、ジェノア移籍までヒリエマルクが所属していたパレルモ時代の監督だ。シチリア島のクラブは2月に退任したマウリツィオ・ザンパリーニ前会長が、頻繁に指揮官の首をすげ替えていたことで有名だった。
パレルモは昨シーズン、開幕から12試合でジュゼッペ・イアキーニに見切りをつけると、後任のダビデ・バッラルディーニも7試合で解任。その後も招聘予定だったギジェルモ・バロス・スケロットのライセンス問題もあって指揮官はたびたび入れ替わり、結局、2月に復任したイアキーニもザンパリーニとの確執で再び辞任した。続くワルテル・ノベッリーノも4試合でクビ。最後はバッラルディーニが復任していた。
ドタバタ劇の中でかろうじてセリエA残留をしたパレルモだが、今シーズンも混迷は継続。バッラルディーニが開幕2試合で辞任し、引き継いだロベルト・デ・ゼルビも12月まで持たず……。続くエウジェニオ・コリーニも7試合で去り、今年1月末にはディエゴ・ロペスが就任した。
ロペスの就任発表から3時間後、ヒリエマルクは買い取り義務つきレンタルでのジェノア移籍が決定。だが、彼にとっての負のスパイラルは続く。
リーグ戦で5試合白星がなかったジェノアは、ヒリエマルク加入後も不振から抜け出せず。9試合連続勝利なしとなった2月19日に、ユリッチは解任された。
後任のマンドルリーニも1勝1分け後に4連敗。しかも4試合連続無得点という体たらくで、ジェノアはユリッチの再就任を発表した。ヒリエマルクは新天地でも3か月弱で2度の監督交代に直面したのである。
強豪ローマやプレミアリーグのクラブからの関心も報じられていたヒリエマルクは、レギュラーとして懸命にプレーを続けているが、監督交代の連続に心中穏やかではないだろう。
なお、パレルモも4月11日、ロペスの解任とディエゴ・ボルトルッツィ新監督の就任を発表。移籍しなくても、ヒリエマルクは結局、新しい指導者と出会う運命にあった……。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、セリエA挑戦からの2年弱でヒリエマルクが指導を受けた指揮官は、なんと11名に上るという。
その11名のうち9名が、ジェノア移籍までヒリエマルクが所属していたパレルモ時代の監督だ。シチリア島のクラブは2月に退任したマウリツィオ・ザンパリーニ前会長が、頻繁に指揮官の首をすげ替えていたことで有名だった。
パレルモは昨シーズン、開幕から12試合でジュゼッペ・イアキーニに見切りをつけると、後任のダビデ・バッラルディーニも7試合で解任。その後も招聘予定だったギジェルモ・バロス・スケロットのライセンス問題もあって指揮官はたびたび入れ替わり、結局、2月に復任したイアキーニもザンパリーニとの確執で再び辞任した。続くワルテル・ノベッリーノも4試合でクビ。最後はバッラルディーニが復任していた。
ドタバタ劇の中でかろうじてセリエA残留をしたパレルモだが、今シーズンも混迷は継続。バッラルディーニが開幕2試合で辞任し、引き継いだロベルト・デ・ゼルビも12月まで持たず……。続くエウジェニオ・コリーニも7試合で去り、今年1月末にはディエゴ・ロペスが就任した。
ロペスの就任発表から3時間後、ヒリエマルクは買い取り義務つきレンタルでのジェノア移籍が決定。だが、彼にとっての負のスパイラルは続く。
リーグ戦で5試合白星がなかったジェノアは、ヒリエマルク加入後も不振から抜け出せず。9試合連続勝利なしとなった2月19日に、ユリッチは解任された。
後任のマンドルリーニも1勝1分け後に4連敗。しかも4試合連続無得点という体たらくで、ジェノアはユリッチの再就任を発表した。ヒリエマルクは新天地でも3か月弱で2度の監督交代に直面したのである。
強豪ローマやプレミアリーグのクラブからの関心も報じられていたヒリエマルクは、レギュラーとして懸命にプレーを続けているが、監督交代の連続に心中穏やかではないだろう。
なお、パレルモも4月11日、ロペスの解任とディエゴ・ボルトルッツィ新監督の就任を発表。移籍しなくても、ヒリエマルクは結局、新しい指導者と出会う運命にあった……。