ズラタンのパスのお陰。DFが食いついてくれた。
[ACL・4節]浦和レッズ(日本) 1-0 上海上港(中国)/4月11日/埼玉
浦和の特長が凝縮された先制ゴールだった。前半終了間際の44分、サイドを起点にしっかり崩すコンビネーションから、上海上港を撃破する一撃は生まれた。
中央でボールを受けた青木拓矢がオスカールをかわし、横にドリブルしながらズラタンへクサビを放つ。そして相手DFを引き寄せたズラタンが隙を突き、右横にポジションをとったR・シルバにパス。
R・シルバはDFに囲まれながらも、わずかなスペースを突くショットを沈めた。組織と個人の力がそのゴールに結実された。
「タフな90分だった。いつどちらがゴールを決めてもおかしくない展開だったが、勝利にふさわしい試合ができた」
殊勲のゴールを決めたR・シルバはそのようにまず激闘を振り返った。そして先制ゴールのシーンについて、次のように”解説”をしてくれた。
「まず3人のDFがいた。そこでパスを受けたズラタンが僕に気付き、ひとつしかないパスコースを通してくれた」
ズラタンが強引に相手をかわしたり、シュートを打つ選択肢もあった。しかし、一旦ボールを保持したズラタンから、ここしかないというパスがR・シルバに渡った。さらに——。
「一度フェイントを入れたら、DFが食いついてくれた。その動きを上手く利用して、シュートを押し込むことができた」
R・シルバのシュートもまた技ありだった。DFの間を針の穴を通すように、鋭いインパクトから貫いた。それでもR・シルバは、なによりアシストしたズラタンへの感謝を惜しまなかった。
「ズラタンのパスのお陰だよ。よく見ていてくれて、本当に尊敬できる。咄嗟の素晴らしい判断だった」
ラファ&ズラタン――。初めて組んだ2トップが結果を残し、新たなオプションとして目処が立ったのも大きな収穫。興梠、武藤、李の「KLM」もおり、浦和の最前線のチーム内の競争はさらに熾烈さを増しそうだ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
【写真で振り返る】R・シルバが決勝弾! 西川ビッグセーブ連発。浦和が上海撃破で首位に立つ
浦和の特長が凝縮された先制ゴールだった。前半終了間際の44分、サイドを起点にしっかり崩すコンビネーションから、上海上港を撃破する一撃は生まれた。
中央でボールを受けた青木拓矢がオスカールをかわし、横にドリブルしながらズラタンへクサビを放つ。そして相手DFを引き寄せたズラタンが隙を突き、右横にポジションをとったR・シルバにパス。
R・シルバはDFに囲まれながらも、わずかなスペースを突くショットを沈めた。組織と個人の力がそのゴールに結実された。
「タフな90分だった。いつどちらがゴールを決めてもおかしくない展開だったが、勝利にふさわしい試合ができた」
殊勲のゴールを決めたR・シルバはそのようにまず激闘を振り返った。そして先制ゴールのシーンについて、次のように”解説”をしてくれた。
「まず3人のDFがいた。そこでパスを受けたズラタンが僕に気付き、ひとつしかないパスコースを通してくれた」
ズラタンが強引に相手をかわしたり、シュートを打つ選択肢もあった。しかし、一旦ボールを保持したズラタンから、ここしかないというパスがR・シルバに渡った。さらに——。
「一度フェイントを入れたら、DFが食いついてくれた。その動きを上手く利用して、シュートを押し込むことができた」
R・シルバのシュートもまた技ありだった。DFの間を針の穴を通すように、鋭いインパクトから貫いた。それでもR・シルバは、なによりアシストしたズラタンへの感謝を惜しまなかった。
「ズラタンのパスのお陰だよ。よく見ていてくれて、本当に尊敬できる。咄嗟の素晴らしい判断だった」
ラファ&ズラタン――。初めて組んだ2トップが結果を残し、新たなオプションとして目処が立ったのも大きな収穫。興梠、武藤、李の「KLM」もおり、浦和の最前線のチーム内の競争はさらに熾烈さを増しそうだ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
【写真で振り返る】R・シルバが決勝弾! 西川ビッグセーブ連発。浦和が上海撃破で首位に立つ