リオネル・メッシとの共演を望む選手は少なくない。レスターに所属するアルジェリア代表MFのリャド・マハレズもそのひとりだ。来シーズン、その願いはかなうのだろうか。
 
　英紙『テレグラフ』は現地時間３月24日に、バルサの今夏のターゲットがマハレズだと報じたが、レスターはバルサに対して4000万ポンド（約55億5000万円）以上を求めているという。
 
　昨シーズンのプレミアリーグでレスターを「奇跡の戴冠」に導き、イングランド・プロサッカー選手協会の年間最優秀選手に選出されたマハレズ。昨夏のマーケットではチェルシーやアーセナルへの移籍が注目されたが、８月に週給10万ポンド（約1400万円）でレスターとの契約を2020年まで延長した。
 
　しかし、以前からマハレズに関心を寄せているバルサは、ルイス・エンリケ監督が今シーズン限りでの退任を発表してもなお、昨シーズンのイングランド最優秀選手への興味を失っていないという。
 
　マハレズ自身も昨シーズン、「目標や夢というわけじゃないけど、誰だってメッシとプレーしたいのは当然だ。いつの日か、あるかもしれない。当然さ」と、バルサ移籍に前向きなコメントを残している。
 
「家でいつも、バルセロナの試合をテレビで見ているんだ。彼らのプレーが好きだからね。僕にとって、メッシはベストの中のベストさ。彼には何も言えない。彼はボスさ」
 
　ただ、レスターが簡単にマハレズを手放すはずがない。
 
　昨年夏、3000万ポンド（約41億6000万円）を上回る額でエヌゴロ・カンテをチェルシーに放出したレスターだが、『テレグラフ』は「マハレズ放出にレスターが求める額はそれ以上である」と報じている。
 
　2014年にル・アーブル（フランス２部）から45万ポンド（約6200万円）の移籍金で獲得したマハレズに関して、レスターは新契約を結んだ際にも違約金額を設定していないが、契約がまだ３年残っていることもあり、『テレグラフ』はレスターの希望額が4000万ポンド以上だと伝えている。