【コラム】偉業達成でイングランドを沸かせたルーニー! 気になる今後のキャリアは…

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2017年01月23日

チームを救ったFK! 偉業達成で不要説を一蹴した。

在籍12年で偉大なサー・ボビーの記録を塗り替えたルーニーだが、最近ではベンチを温める日々を送っている。 (C) Getty Images

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鮮やかなFKを沈めたルーニー。マンチェスター・Uでの250点目はチームを窮地から救い出す一撃だった。 (C) Getty Images

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 ウェイン・ルーニーが、これほど大々的に称賛されたのはいつ以来だろうか?
 
 大物らしい、難易度も価値も高かったゴールとしては、マンチェスター・ダービーで決めた勝ち越しのオーバーヘッドが思い浮かぶが、それもすでに6年前の出来事。過渡期にあるマンチェスター・UのベテランFWは、キャプテンでもありながら不要説が高まりつつあった。
 
 しかし、プレミアリーグ第22節の主役がルーニーであったことに、誰も異論はあるまい。
 
 ストーク戦(△1-1)で決めた、クラブの新歴代得点王誕生を意味する通算250ゴール目は、かつてマンチェスター・UでCFとして鳴らした敵将のマーク・ヒューズが「防ぎようがない」と認める見事なFK。しかも、途中出場から後半アディショナルタイムに決めた同点弾だった。
 
 負けていれば、悔いの残る不運なオウンゴールによる敗戦で、トップ4争いのみならず、優勝への望みを繋ぐ11節からの連続無敗も途切れるところだった。そのショックが、角度の厳しいエリア左外からファーポスト上隅に放り込んだルーニーの一撃で消されたのだ。
 
『サンデー・タイムズ』紙のスポーツ1面には、ゴール直後のルーニーの写真と「250得点で、未だ健在」の見出しが躍った。
 
 リバプールがホームで最下位のスウォンジーに金星(●2-3)を上げられ、トッテナムが敵地でマンチェスター・Cを相手に2点差を追いついた激闘があった翌日でも、紙面はマンチェスター・Uを救った31歳のものだった。
 
『サン』紙は、プロリーグ(1~4部)の結果を掲載する折り込みでルーニーに5ページを割き、サー・ボビー・チャールトン、デニス・ロウ、ジョージ・ベストと同様に、マンチェスター・Uの偉人としてオールド・トラフォードに銅像が登場しても不思議ではないとまで讃えた。
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